米国株の上昇一服、米追加コロナ対策に暗雲で引けにかけて反落。日経は22500円-22800円のレンジを想定

●11日のNY株式市場は独経済指標が良好だった欧州株高の流れを引き継ぐとともに、ロシアにおけるコロナワクチン開発の期待が高まり上昇スタート。一時はNYダウが28000ドルの大台を回復するなど戻り高値を更新してみせたが、ハイテク株中心に利益確定売りに押される流れから次第に上値が重い展開に。さらにマコーネル上院議員が「民主党との追加コロナ対策で交渉が行き詰まっている」との発言から引けにかけては反落となり、前日比マイナスで取引を終えた。


★本日の日経平均は昨日の大幅高の流れから一転、もみ合う展開が予想される。その一方、商品市況でのゴールド売りや債券売りにからむ米10年債利回りの上昇で為替は106円台半ばまで伸びてきていることなどから株式選好の基本的な流れは継続、底堅さを見せられるか注目される。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万２７００円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万２７５０円から５０円安の水準。昨日２.５４％高と奮闘したTOPIX優勢の流れからNT倍率の低下にも注目。

★日経平均株価のポイント
２万２５１７円　５日線
２万２５４５円　２５日線
２万２７００円　ＣＭＥ日経平均先物
２万２７５０円　昨日終値


－前営業日（8/11）のおさらい－

●日経平均株価　２万２７５０円２４銭（＋４２０円３０銭）

高値２万２７６０円８７銭／安値２万２４９７円０７銭
値上がり１８１０／値下がり３３０／変わらず３３
新高値４１／新安値３
出来高　１６億２７１４万株
売買代金　２兆９９７４億円

●ＴＯＰＩＸ　１５８５.９６（＋３９.２２）

●マザーズ指数　１０３０.３１（－４.８８）
マザーズ売買代金　１６６０億円　

●騰落レシオ（25日）９７.１２％　

●空売り比率　３７.７％　

●日経平均ボラティリティー・インデックス21.30でやや低下

●前営業日のストップ高―18銘柄（気配含まず）

田中建設・アートスパーク・イノベーション・リボミック・トーセ
ウィルG・蛇の目・ディエムソリュ・アクセル・サン･ライフHD
リグア・NexTone・テイン・栄電子・MTG・菊水化・KYCOM・大日本コン

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●今週の主な予定

11（火）
日 7月 景気ウォッチャー調査季調値
独 8月ZEW景況感指数

12（水）
日 7月マネーストック
日 7月工作機械受注
英 Q2 国内総生産(GDP)速報値(前年比)

13（木）
ファーウェイへの輸出を認める猶予期限
米 8月3日週次 新規失業保険申請件数

14（金）
日 8月オプションSQ
中 7月 固定資産投資(前年比)
中 7月 鉱工業生産(前年比)
中 7月 小売売上高(前年比)
欧 Q2 国内総生産(GDP)2次速報値(前年比)
米 7月 小売売上高(前月比)
米 7月 鉱工業生産(前月比)
米 8月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値