日本商業開発（3252）
底地に特化した不動産デベロッパー。土地のみに投資し、テナントと事業用定期借地契約を結ぶことで長期安定収益を生み出すビジネススタイルだ。リスクを最小化したビジネスモデルのため新型コロナの影響も限定的で、1Qの経常利益は前年同期比2.8倍の8.6億円と好調。需給妙味も良好で、想定外の決算により空売りの買戻しが進みそうだ。

ミズホメディー（4595）
インフルエンザ検査や妊娠検査薬などを開発製造している。先日は「全自動遺伝子解析装置スマートジーン」を用いた新型コロナウイルス感染症遺伝子POCT検査キット「スマートジーン新型コロナウイルス検出試薬」を8/19より発売すると発表。公的医療保険適用の対象で、1時間程度で新型コロナウイルスを検出できる。さらに陽性一致率100％、陰性一致率100％として結果が公表されており、取り扱う医療関係も多そうだ。今後は精度の高い検査で早めの感染抑止が重要視されるだろう。チャートは200日線にタッチし売りものもそれなりに出ているが、調整を挟みながらも物色が向きそうだ。

フェローテックホールディングス（6890）
太陽電池関連部材メーカーで真空シールでは世界トップシェア。半導体製造装置部品も取り扱う。21年3月期1Qは減益の最終赤字となったが、通期予想が営業利益・経常利益が増益予想となり好感されている。さらに、半導体・FPD向け洗浄サービス事業の中国子会社が中国ハイテク市場の科創板市場への上場準備に入るとのことで期待感も。中国は半導体の自給率向上に向けて政府系の支援を拡大しており、子会社の上場も未来は明るそうだ。チャートは200日線を一気に突破し買いが入りやすい形に変化している。