動画解説のとおり8/20・8/21・8/24は押し目買い好機
本日は主力株の半導体・ハイテク株中心にやや大きめの調整がみられ、この背景にはかねてよりお伝えしてまいりました米中関係の悪化に起因するグロース株の利益確定売りがあると言えるかと思います。
動画では本日より3日間、8/20・8/21・8/24の調整局面についてふれるとともに、今後の株高シナリオのもとに押し目買いのチャンスと解説しています。
なお、お盆前の8/14コラムで書いたベア型のETFならびにヘッジポジションはこの期間を通じて利益を確定させていき、今度はその余力でドテン買いを狙っていただくとよいかと思われます。
元々8/15に予定されていて、直前になって延期報道のあった米中貿易協議は足元で再び日程調整が行われていましたが、本日になって新たな協議は行わないとの方針が示されました。
米トランプ政権は対中カードを残すとともに、足元で直接的に中国企業への制裁を科す強硬手段を行使するようになっていますので、米中貿易協議とりわけ関税問題への興味は薄れている模様です。
それよりも国防の観点から、中国ファーウェイやテンセント、TikTokの規制にみられるように次は決済大手のアリババを標的に加えて、安全保障の問題にシフトしてきたとみてよいでしょう。
これに伴って、中国の弱点である半導体分野はその国産化率が約15%と極めて低いため、米国はこれを突いてハイテク投資戦争に持ち込む構図がより鮮明になってきています。
以前に当コラムではこれまで堅調だったソニー(6758)やソフトバンク(9984)の動向を注視するように促しておりましたが、直近ではファーウェイ規制の煽りを受けるとされるソニーはお盆過ぎから大きく下落、アリババと関係の深いソフトバンクはその少し前から調整幅を大きくしています。
その他に本日は東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、さらにはTDK(6762)、村田製作所(6981)、SCREEN(7735)やSUMCO(3436)など半導体・電子部品セクターが一様に売られており、日経平均の下げを主導していることがお分かりいただけるかと思います。
直近の韓国や台湾、香港といったアジア株の軟調もこれを背景としたサプライチェーンの打撃を嫌気したものとみられます。
しかし、ここから重要なことはこの売り浴びせが一巡した後の展開を知っておくことで、今さら狼狽売りすることではありません。
むしろお盆前にできるだけキャッシュポジションを確保しておいた方は、今後この米中対立の緊張が一旦緩む場面に備えて、この調整局面を利用して安値拾いしておくチャンスと捉えるべきです。
くしくも今年は11月に米大統領選を控えており、現在は米民主党の党大会真っただ中ですので株価が調整を強いられるのもうなづけますが、来週には米共和党の党大会が予定されていて、米トランプ政権の株高政策により今度は反発攻勢に転じていくことが政治的背景からも先読みできます。
また、足元では金(ゴールド)価格が乱高下していますが、再び2000ドルを回復したかと思いきや早速これを割り込んで下落してきていますので、これによって投機的な金相場は一旦収束して金(ゴールド)売りで換金された資金は株式市場へと流れ込んでくるでしょう。
為替ドル円も昨晩は105円前半から106円台半ばを窺う動きにまで円安に振れてきていますので、今度は米国株よりも日本株の優位性が高まってくる展開が予想されます。
したがって、ここからはハイテク株の押し目買い、最近復調が話題となっているバリュー株も押し目買いも投資妙味が出てくるでしょう。
あとは日本ではあまり報じられていませんが、海外ニュースでは安倍首相がどうも24日に退陣するのではとの観測報道が流れています。
これは8/18当コラムでも心配していたのですが、テレビでは本人が続けると仰っていますので真偽は定かではありません。
ただし、政治が動くということであれば、それは新たなチャンスが生まれてくることになるでしょうから、国策に関わる銘柄にも焦点が当たりやすくなります。
いずれにしてもこの8/24までの日柄を乗り越えれば、その後は株式市場の堅調展開を予想していますので、今晩の米国市場をふまえて明日、そして週明けの月曜は底入れを探っておきましょう。
当然、こうした状況もふまえてあすなろではただ今【SSSランク・緊急プレミアム銘柄】を募集させていただいているところですので、せっかくのチャンスは有効に生かしていきましょう。
≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆マクアケ(4479)[情報・通信]
4/8ご紹介から株価は2.5倍に!
市場全体はここから次の相場が幕を開ける。
調整後は日経平均24000円、そして年初来高値更新へ
≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★加藤あきらのゴールドメソッド銘柄(****)
本日公開後の高値更新で株価1.5倍目前に。
決算後の押し目買いもハマり、短期急騰も◎。
9月は更なる高みを目指し次の利確ポイントへ。
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
東京エレクトロン(8035)
アドバンテスト(6857)
TDK(6762)
村田製作所(6981)
SCREEN(7735)
SUMCO(3436)
執筆者:加藤あきら
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