ディー・ディー・エス（3782）
生体認証テクノロジーを活用したセキュリティ製品を開発。直近では指紋認証などに対応した「万能認証基盤Themis（テミス）」の教育機関向けパックを提供。さらに教育現場でのパソコンのセキュリティーと利便性の強化に向け、日本HPとの協力推進を発表した。文部科学省は2019年12月にGIGAスクール構想を打ち出し、1人1台の端末整備について2020年度中の完了を目指すとしており、教育現場では迅速な対応が求められている。その他、テレワークの普及やTV会議の拡大によりセキュリティーの重要性は高まっており、認証市場は大きく成長するチャンスを迎えている。チャートは下値切り上げ型で推移しており、再び日足200日線を捉える格好から上値期待が高まっている。

VTホールディングス（7593）
ホンダ・日産系ディーラーで中古車輸出やレンタカーも手掛けている。先週末に21年3月期第1四半期決算と上期業績予想の上方修正を発表。新型コロナの影響としては新車・中古車ともに販売台数が大きく減少したが、6月に概ね営業を再開することができたことで想定よりも早く最悪期を脱出した模様。これを受け本日株価は急騰。日足200日線にタッチするもここで利確売りが膨らんでいる。節目ラインの為しばし行って来いの動きが予想されるが、もみ合った後は200日線上に浮上する展開も期待できる。

ファーストロジック（6037）
投資用不動産のポータルサイト「楽待」を運営。先週末に業績の上方修正を発表。新型コロナの影響を鑑みて経費削減を図ったことで利益を押し上げた。さらに発行済株式総数の1.75％にあたる20万株、取得総額1億円を上限とする自社株買いも発表し株価を刺激している。また、「楽待」公式Twitterのフォロワー数が1万人を突破したことで、コロナ禍で安く不動産投資したい向きから注目度が高まっている事も好感できる。ここからしっかりな展開の可能性がある。