米国では11月大統領選に向けて共和党大会真っ只中ですが、2期目を狙うトランプ政権、そしてバイデン候補の政策なども明らかになってきました。

マーケットとしては前回コラムで指摘した明日のジャクソンホール会議での米FRBパウエル議長の発言に注目が集まっているのかもしれませんが、おそらく今日・明日はその様子見姿勢が強まりやすいのでしょう。

しかし、トランプ政権が打ち出してきた政策や追加経済対策などをみれば期待買いが強まりやすい流れは明らかで、コロナ治療薬やワクチン開発への期待なども加味すれば、本日のようなイベント前の調整売り局面はかえって押し目買いのチャンスとも言えるでしょう。

昨日は日経平均が一気に400円近くも上昇してしまう場面がありましたが、あのまま指数プレイになってしまうと個別株が置いていかれる可能性もありました。

本日のようなスピード調整はむしろ大事になってくると言え、その方が物色も全体に行き渡りやすくなりますし、最終的に上値も伸びるとポジティブに捉えた方がよいと思います。

日経平均やTOPIXはこの瞬間、週足ベースの一目均衡表で雲のねじれが発生しているところで、いわゆる「変化日」として意識されやすいところです。

TOPIXなどがもしこのジャクソンホール会議後に上値をとってくるような動きになれば、そのまま一気に上昇が加速していく可能性というのは非常に高くなります。

米FRBパウエル議長が市場が期待するマイナス金利導入をこのタイミングで講じるということはさすがに無いと考えますが、低金利政策を維持する姿勢は崩さないというところで無風通過、あるいはこれが動意のきっかけになる可能性はあると思っています。

そこで上値を抑えつけていたフタが取れてしまえば、今の株式市場は憑き物が消えて無くなったかのように急騰しても不思議はないでしょう。と言いますのも、それが過剰流動性相場の特徴でもあるからです。

個人投資家にとっての問題は、その恩恵を受けるために指数プレイになって日経平均だけが上がっていってしまわないか、そしてマザーズ市場など資金が集まっているところにしっかり資金を置いているかといった点になってくるかと思います。

もし指数プレイになった場合は強気相場を眺めているだけといった悲しいことなってしまいますので、日経レバ（1570）を買っておくとか、主力株も多少ポートフォリオに入れておく必要があるでしょう。

その上で、中小型株を強気で仕掛けていくのが最善策と言え、今日もまた紹介銘柄のバンク・オブ・イノベーション（4393）が最高値更新してはいるのですが、下値の玉を持たずにここから空中戦に参戦するのはさすがに無謀と言えます。

したがって、これから相場が立ち上がってくる銘柄に全力投球した方がよいと考えて、ただいま【社長大石のロイヤルVIP銘柄】を募集しています。

全力投球じゃなくても何か買っておきたいという方はピーエス三菱（1871）のような手堅そうなものを優先させていくのも手かと思われますが、やはり投資はメリハリが大事です。

上昇相場でもっと行ける！という期待を抑えて「利を切る」ことも大事、下落相場でいつか戻ってくるという期待を捨てて「損を切る」ことも大事です。

もしこの先、過剰流動性のバブル相場になったとしても、いわばこの欲望と恐怖の間にある自分の期待をコントロールすることが非常に重要になります。

全力投球するにあたり、銘柄選定は大事、もちろんその後の相場との駆け引きも大事で、いくらここから9月に向けて強気相場と言っても、要所では厳しい判断が求められるかと思います。

助言つきの銘柄でお取り組みなさりたい方であれば、この機会に【社長大石のロイヤルVIP銘柄】を手に取っていただくとよいでしょう。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆バンク・オブ・イノベーション（4393）[情報・通信]
8/13ご紹介から株価はまもなく2.5倍に接近！
連日の大商いで需給も良好だが、空中戦はそろそろ注意。
新値で八手～十手は警戒も必要。利食いもしっかりと。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★加藤あきらのゴールドメソッド銘柄（****）
高値圏でのもみ合い商状も出来高は減少気味。
明日以降も下値切り上げが続くか注視。
基準株価からは69.91％上昇で、次は第3利確ポイント狙い。

【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
（ジョン・テンプルトン）

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
日経レバ（1570）
ピーエス三菱（1871）

執筆者：加藤あきら