反発後は安倍首相会見を控え様子見　23100円-23400円のレンジを想定

●27日のNY株式市場はFRBの新指針を好感しダウが上昇した一方、金利上昇を嫌気しハイテク株は上昇一服。米連邦準備理事会が金融政策の指針を修正し、物価上昇率が2％を上回ることを容認する新たな方針を打ち出し、パウエル議長は講演で「当面の間、2％を上回る水準を目指すことが適切だ」と表明。現行のゼロ金利政策の長期継続を公約し、ダウの上げ幅は一時300ドルを超えた。パウエル議長の講演後に米債利回りが上昇したことで、相対的に株価収益率が高いハイテク株が売られ、ナスダック指数はマイナスに転じた。

ダウ工業株　　　　　 ２８４９２.２７（＋１６０.３５）△０.５７％
ナスダック　　　　　 １１６２５.３４（－　３９.７２）▼０.３４％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　　 ３４８４.５５（＋　　５.８２）△０.１７％

●グローベックスNYダウ先物45ドル安

●日本時間の本日11時半に、共和党の大統領候補に指名されたトランプ米大統領が指名受託演説を予定。


★本日の日経平均は反発後、安倍首相会見を控え様子見と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万３２１５円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万３２０８円とほぼ同水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は２万３２２０円。

★日経平均株価のポイント
２万３４３１円　８月２５日高値
２万３２１５円　ＣＭＥ日経平均先物
２万３２０８円　昨日終値
２万３１４０円　５日線

★安倍首相は本日午後5時に記者会見を開き、自民党役員は9月末で任期がきれることからその役員人事と内閣改造への見解も示し、感染拡大が続く新型コロナウイルスについての対策も説明がある模様。


★投資部門別の売買状況※カッコ内は前週、８月第３週
個人投資家　＋１００８億円（－５１８５億円）３週ぶり買い越し
海外投資家　－　２９８億円（＋３６６３億円）３週ぶり売り越し
事業法人　　－　３５８億円（－　４８８億円）３週連続売り越し
信託銀行　　－　８１８億円（－　５２２億円）２週連続売り越し


－前営業日（8/27）のおさらい－

●日経平均株価　２万３２０８円８６銭（－８２円００銭）

高値２万３３２３円０７銭／安値２万３１７７円８５銭
値上がり８０５／値下がり１２８７／変わらず８０
新高値５２／新安値２
出来高　９億２３６２万株
売買代金　１兆７２３４億円

●ＴＯＰＩＸ　１６１５.８９（－８.５９）

●マザーズ指数　１１３４.４２（－１５.７７）
マザーズ売買代金　２７５４億円　大商い

●騰落レシオ（25日）98.15％　

●空売り比率　40.5％　

●日経平均ボラティリティー・インデックスまで22.70まで上昇

------------------------------

●今週の主な予定

28（金）
欧 8月 消費者信頼感指数確定値
米 7月 消費支出(前月比)季調値
米 8月 シカゴ地区購買部協会景気指数
米 8月 ミシガン大消費者信頼感指数確報値