日経平均はコロナショック後の高値を更新して23500円の節目を突破してきましたね。

昨晩の米国株が大幅続伸したことを背景に本日は幅広いセクターに資金が流入して、値下がりセクターは一部にとどまっています。

強いて言えば、米アップル、米テスラのグロース代表株が売られたことで、非グロースのシクリカル（景気敏感株）、ディフェンシブ株などが中心となって上昇、マザーズは足踏みですね。

とくに昨日引け後に8月の既存店売上高を発表したファーストリテイリング（9983）が指数上昇に寄与し、素材株の信越化学（4063）がこれに続きました。

他にも巣ごもり需要で好決算を発表したスカパー（9412）が急伸し、先日のコラムで取り上げた半導体株も出直りの姿勢を強めてきています。

ちょうど動画を交えて解説したとおり、やはり8月後半はハイテク株、バリュー株ともに良い買い場を提供してくれていたわけですね。

目標の日経平均24000円まであと500円のところまで迫りましたが、明日到達できるでしょうか？何とも言えないところですが、今の相場は米国株次第なのが歯がゆいところですね。

いずれ日本株が主役になる時がやってくると思いますので、それまでは地道にコツコツとが大事ですね。

足元では鉄火場のマザーズ市場で勝負に打って出ている個人投資家は多いかと思いますが、好調な時ほど脇を締めていきましょう。

来週は月曜日がレイバーデーで米国休場です。コロナ禍で大量解雇された米国人は今、経済活動が再開されても働かずに大規模デモに参加して暴動を起こしたり、ロビンフッドで株を買いまくっていますが、いちおう労働者のお休みです(笑)。

あとは9/10に欧州でECB定例理事会があり、ここから中央銀行会議は米FOMCが9/15・9/16、英BOEが9/17、そして日本も9/16・9/17の日程で予定されています。

日本はそれまでに次の首相候補が決定される見込みですが、にわかに有力候補として台頭してきた菅官房長官はアベノミクスを踏襲して、日銀との連携も安倍・黒田路線を引き継ぐようですね。

足元のマーケットもそれを好感して買い上がってきていますので、14日の投開票は重要な日柄として意識されやすいでしょう。

今度は「スガノミクス」とか言って、昨日の菅氏出馬会見とあわせて地銀が多すぎる問題に言及されたことをふまえ、早速SBIホールディングス（8473）が急伸したりしています。

さすがマーケットは抜け目ないですね。

マスコミは相変わらずコロナ感染者の推移を報じていますので、こんな大変な時にリーダーとして抜擢されて舵取りするのも心労が絶えないでしょうが、今後は国連総会やG7サミット、米大統領選挙などイベント目白押しですので頑張っていただきたいですね。

私たちも難しい投資判断を迫られる局面が訪れるかもしれませんが、ともにコロナ相場を乗り越えていきましょう。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆SCREEN（7735）[半導体]
8/20にご紹介からおよそ10％弱の上昇。
半導体株の出直りは市場の押し上げ役となるか。
前のめりにならず、冷静にこまめな利食いも必要。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★まんもす藤井。のゴールドメソッド銘柄（****）
公開後から株価は2.9倍の大幅上昇！
まんもす藤井。も開発に携わるAI『KATANA3.0』初の単発スポット銘柄、
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【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
（ジョン・テンプルトン）

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
スカパーJSATホールディングス（9412）

執筆者：加藤あきら