相場サイクルの最初に戻ってきた循環物色、上昇相場の持続性を探るところ
本日はマザーズ指数がサンバイオ(4592)のストップ高も加わって高値圏に舞い戻り、グロース株の復活を印象づけられました。
グロース株の物色は他にも見出すことができ、調整続きだった半導体株もアドバンテスト(6857)が25日移動平均線を上回り、レーザーテック(6920)が出来高を伴って続伸するなど復調が感じ取れます。
このバリュー株⇒グロース株へシフトすることで再び循環物色が始まったのかどうかを見極めていく必要があり、直近好調が目立っていたバリュー株は利益確定売りで下げています。
本日は海運・空運・非鉄・鉄鋼・輸送用機器など先日まで上昇セクターの常連だったところが下位業種を占めて、反対に情報・通信や医薬品、サービス業など成長期待の高いセクターが上位業種に並んでいます。
ただし、注意したいのは相場サイクルの基本として上記のようなディーブ・バリュー株は上昇相場の最後に上がってくるという点です。
前回6月に中間反騰の相場で戻り天井をつけた時も同様にバリュー株が買われましたが、その後7月末にかけて大きな調整を強いられました。
よって、今回非常に重要なのは半導体株が続伸していくかどうか、さらにその関連の素材株にも物色が繋がっていくかどうかを見極める必要があり、明日はとくにターニングポイントとなる日です。
本日も日経平均はソフトバンクG(9984)で64円、エムスリー(2413)で34円、2社で100円近く持ち上げられてプラスを保ったと言えますので、連休前に必ずポジションを見直しておきましょう。
ある程度上昇相場の中でポジションの整理も進めることができたと思いますので、今週残る立会日はあと2日の中でキャッシュポジション目標は5割確保を目指してまいりましょう。
≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆第一三共(4568)[医薬品]
7/21ご紹介から株価は17%の上昇。
医薬品セクターの奮起を引っ張るとともに上場来高値を更新。
直近9/14の新高値銘柄数も今年最高の130を記録。
≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★加藤あきらのゴールドメソッド銘柄(****)
本日めでたく第3利確ポイント到達で株価2倍を達成。
足元の材料好感で上値が伸びたのは幸運。
ただし、連休前には手仕舞い売りのフォロー予定。
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら
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