連休明けの日本株は全戻しで振り出しスタート
日経平均・TOPIXは先週末と水準がほぼ変わらずですが出来高がそれなりに膨らんでおり、朝方の売り物を消化した後にもう一段戻りを試す動きになりました。
マザーズ指数は先週末からの連騰で新高値を更新、昨晩の米国市場でも見られたようなウィズ・コロナで名を上げた銘柄が一斉に噴き上がって指数を押し上げました。
海外ではHSBCはじめ大手グローバルバンクのマネーロンダリングの話やイギリスのロックダウン、台中問題の対立にみられる地政学リスクなどきな臭いニュースフローは出てきていますが、ほぼ全無視で株式市場も為替市場も大きな動きは見られませんでした。
少しおかしな動きを見せているのが金(ゴールド)市場で、金先物価格が1900ドル割れから下げが加速し始めてきたことが気になるところです。
連休明けのゴールド売り・株買いはリスクオンか、はたまたSellallの前兆か、これはハイ・イールド債など他のリスク指標も含めて、“炭鉱のカナリア”をチェックしておかなければならないでしょう。
後場には日経平均などが一時プラス転換しましたが、この背景には新型コロナ治療薬の「アビガン」が10月中にも承認申請するとのニュースが出て、富士フイルム(4901)が一段高したことと無関係ではないでしょう。
良くも悪くもまた新型コロナウイルスをめぐる相場づきを意識しておく必要も出てきたと言えるかもしれませんので、ニュースに一喜一憂せずポジション管理は引き続き慎重に行っていくのがよいでしょう。
9月相場は後半戦に突入したと思ったらもう残りあと1週間ですので、目先は冷静に様子見しながら、買い場を探っていきましょう。
≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆ウェザーニューズ(4825)[情報・通信]
6/11ご紹介から株価は72%の上昇。
好業績で新値街道を爆進中。
気象情報は災害対策、IoTデータなど国策Society5.0に関連。
≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★緊急即日公開銘柄2020[第2弾](****)
公開後の高値更新とともに利確ポイントを突破。
出来高を伴った買い意欲は増勢。
上昇トレンド本格化で上値期待度も大。
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら
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