決算出尽くしの売りの押し目を監視
内装工事の建設業。昨日引け後に発表した21年2月期上期(3~8月)の経常利益は前年同期比5.7倍の5億5400万円に大きく拡大。通期計画の3億5000万円を既に大幅に超過しており、業績上振れ期待が発生。前場チャートは上値抵抗ラインの300円を突破し高寄り陰線となり、事前の業績期待が強かったため材料出尽くしの様相となっている。利確組の売りが落ち着くまではひとまず調整となりそうだが、売り物が出尽くせば上値追いの展開が期待できると見て監視銘柄入り。
テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)
AI活用のビッグデータ解析で企業のコンサルを手掛ける。同社はDXコンサルサービスで企業を支援するほか、今後は金融セクターを強化する方針で、信用情報の与信AIサービスや生命保険分野でのAI活用サービス、SBI証券とのAI型投資サービスの共同開発でも提携している。データ活用の幅を無限に広げ企業のブランド価値を高めており材料豊富な銘柄である。直近は出来高を膨らませて窓を開けての上昇が見られ、監視している向きも多そうだ。
AVANTIA(8904)
東海地方が地盤の戸建て土地付き注文住宅が主力事業。今週発表の20年8月期の連結経常利益は前期比22.9%減の13.3億円になったものの、21年8月期は前期比20.3%増の16億円に伸び、5期連続増収の見通しとなった。テレワークに配慮して郊外一戸建ての需要は増えている。昨日は決算を受けて窓を開けての急伸となったが本日は調整模様。信用取り組み妙味が良いため900円を抜ければ上昇が加速すると想定。押し目買い候補で見ておきたい銘柄である。
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