EV時代の本格到来で恩恵を享受する銘柄など
モーター用巻線機などを製造し、EV(電気自動車)・HV(ハイブリッド車)用モーター巻線システムでは世界トップシェアを誇る。中国が2035年にガソリン車を全廃する方針を打ち出していることが明らかとなり、同社の恩恵享受が期待される。新型コロナによる売上の落ち込みで悲観していた投資家もEV時代の本格到来で同銘柄への投資意欲が増すことだろう。
マーケットエンタープライズ(3135)
リユース品の買取・販売「高く売れるドットコム」の運営や情報発信のウェブメディア事業などを展開。同社はネット型リユースに特化しており、メルカリなどのネットフリマと異なり、農業機器・医療機器など事業者向けが多く、平均販売単価が高いことが強み。21年6月期の経常利益は3期連続の過去最高益を更新する見通しで、来月11月12日に予定されている第1四半期決算に向けて期待買いが向かう展開となりそうだ。
シマノ(7309)
自転車用部品の大手でブレーキ部品ではトップクラス。昨日引け後に第3四半期決算を発表し、さらに業績の上方修正を発表した。新型コロナの影響で世界的に自転車の需要が高まり、電動自転車などでのサイクリングブームが追い風となったほか、アウトドアレジャーの人気で釣りに注目が集まり、ファミリー層を中心とした新規参入者が増加したおかげで釣り具製品の販売が好調に推移し利益を押し上げた。通期営業利益は従来予想の635億円から770億円(前期比13%増)に大幅増額修正している。これを受け株価は一気に23000円台を回復。踏み上げ相場入りで上昇加速が期待できる状況にある。
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