株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2020-10-30 15:00:00

加藤あきらの投資戦略室

月末売りで日経23000円割れ、7月末と同様の展開で11月の反騰に期待

本日は月末に伴うリバランス売りの影響もあってか全業種でまんべんなく売られました。

日経平均などの指数はさほどでもないですが、おそらく体感的にはこんなに売り物出てくるの?といった印象を受けたんじゃないかと思います。

ちょうど3か月前の7月末も似たような感じで、ちょうど決算シーズンと重なる上、ファンドのリバランス売りとみられる大量の売り物をこなさなければならなかったと記憶しています。

この時は日経平均も600円安くらいになりましたが、本日は決算発表を通過したアドバンテスト(6857)、ファナック(6954)を両翼に、セイコーエプソン(6724)、パナソニック(6752)、豊田通商(8015)などが奮闘して日経平均を100円近く押し上げました。

一方で京セラ(6971)、東京エレクトロン(8035)、オムロン(6645)などが決算通過で売られた面々で、足を引っ張った格好です。

しかし、それよりも投資家センチメントを後退させているのは、昨晩のGAFA決算でそれぞれ時間外で軟調な推移になっているからでしょう。

ダウ先物も終始マイナスで推移しているほか、ツイッターなどは20%弱の下落となっていますので、ハイテク・グロース株売りの懸念が高まっていると言えるかと思います。

日本でもマザーズ市場ではJTOWER(4485)のような堅調推移の銘柄が、突如として大量売り浴びせになるような現象を目の当たりにすると、どうしても手を出しにくくなる市場環境だと思います。

こうした地合いの時はあれこれ悩んだり、無理に動く必要もないわけですが、日本株は連日のように前場は下げて後場に下げ幅を縮小する動きが続いています。

それだけ投資家の押し目買い意欲が強いのと、日銀のETF買いなどが日本市場の下支えにつながっているという事実を見逃すことはできません。

しいて言えば、月末のファンドリバランス売りの特殊需給を除けば、売られなくてはならない理由は決算シーズンに伴うポジションの整理なわけですので、この時期どういう風に立ち回るのがよいか迷う方はあすなろの銘柄相談(電話・メール)をご利用ください。

ポジションを整理する作業は自分だけだと損益ばかりが気になってまともな思考能力が働かず、冷静な投資判断がしづらいといったこともありますので、弊社の「まんもす藤井。」宛に直接お電話くださった方が話は早いかもしれません。

また、特定の銘柄について多くの投資家様からお問い合わせいただいた場合には、改めてこのコラム内でもその銘柄への対応や考え方などを取り上げてみたいと思います。

最後に大変反響をいただいている現在募集中の【ゴールドブースター銘柄】について、今回は短期3倍目標と中長期8倍目標の2銘柄提供というお得な企画になっていますが、電話相談では直接これの攻略法についても伝授しています。

市場全体で方向感が乏しい現状のマーケットでは、どうしても資金の回転が効かなくなってしまうかと思いますが、決算前にポジションを整理しておけばこの環境下でもなんとか工夫してやっていく余力を確保できます。

現在の2020年では3回目となる水星の逆行期間は10/14~11/4まで、また相場の変動が激しくなるとされる火星の逆行期間は9/10~11/14までとなっています。

米大統領選はちょうどその両方と重なっていますので、調整局面はやむなしといったところですが、上記スケジュール的にはもうそろそろ一巡となってくる頃ですね。

本日は月末で全面安の展開でしたが、ある程度おおまかなスケジュールを把握しておけば心理的に惑わされることもないかと思います。9月中旬以降で確保しておいた余力をうまく配分していきましょう。

本日はキーエンス(6861)や村田製作所(6981)、KDDI(9433)などをはじめ、およそ400社以上が決算発表を予定していますので、主力どころの決算を参考に来月の中小型株決算の立ち回りを考えておくとよいかと思います。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆アドバンテスト(6857)[半導体]
10/2ご紹介から21%上昇。
昨日の中間決算とあわせて通期業績の上方修正発表を好感。
半導体株の主力にエンジンがかかれば今後の市場先高期待にも。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★加藤あきらのゴールドメソッド銘柄‐PREMIUM‐(****)
銘柄公開から15%上昇、地合い悪化に踊らされず堅調。
本日も市場に逆行高で高値圏に浮上。
決算発表前にもう一段の上値に期待したい。

【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
セイコーエプソン(6724)
パナソニック(6752)
豊田通商(8015)
京セラ(6971)
東京エレクトロン(8035)
オムロン(6645)
キーエンス(6861)
KDDI(9433)

執筆者:加藤あきら

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