株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2020-11-17 15:00:00

加藤あきらの投資戦略室

日経平均26000円の大台乗せで達成感?今週末の3連休を経て個別株の勝機を掴みたい

日経平均はついに26000円の大台を達成、海外市況も昨晩の米国株はNYダウ、S&P500がそれぞれ終値での最高値を更新しました。

先日の米ファイザーによるコロナワクチンの開発進展に続き、米モデルナも治験で高い有効性が示され、依然として猛威を振るう新型コロナウイルス感染症への対策に明るい兆候がみられ始めたことが買い材料となっています。

当然、これに鋭い反応を見せたのが景気敏感株であることは言うまでもなく、経済活動正常化への期待が一段と高まる格好となってきました。

深刻なコロナ感染拡大で壊滅的な打撃を受けている欧州では以前よりイギリスが12月初旬にもワクチン接種を開始することが計画されており、これが経済の潤滑油として作用してくることが期待されています。

市場で高まる期待の中、あすなろでは只今【社長大石のゴールドメソッド銘柄】の募集も始まりました。

あすなろ代表の大石が次なる大相場を見越し、《初のテンバガー(10倍株)スクリーニング》を試みたビッグイベントの企画となります。

この機会をお見逃しの無いように、まずは余力のご準備、またそうした方が良い足元の現状について解説していきたいと思います。

今後の展開においては、おそらく欧米中心にコロナワクチンの接種が強行されるとともに、感染拡大抑制への期待から景気敏感株はより強含んでいくと予想されます。

ただし、これと同時に頭を悩ませるのが金融当局であり、足元では長期金利の上昇から追加の緩和策を講じる必要に迫られることとなります。

米FRBのパウエル議長は出来ることなら緩和の一手を温存しておきたいと考えられ、しきりに金融政策頼みではなく米議会の追加コロナ対策をまとめるよう後押ししてきたわけです。

しかし、11/3の米大統領選挙投開票を通過し、肝心の大統領が決まらない、議会も上院・下院でねじれが継続して議論しようにもまとめようがないといったカオスな状況になっています。

不本意かもしれませんが、このままいけば12月FOMCでは泣く泣く追加緩和策を発動し、国債買い入れの量的緩和を行って金利上昇の抑制に努めなければならなくなるでしょう。

マーケットにとっては願ったり叶ったりですが、気の毒なのは米国民で追加コロナ対策が先送りされていることで不満が醸成され、やり場のない怒りを大規模デモや抗議活動で発散させるほかありません。

米大統領選挙をめぐる民主党側の不正が次々と明らかになる中、政治は混乱を極めてワシントンでは100万人規模での大規模な抗議活動が展開されるとともに、かねてより激化している極左集団の暴動も歯止めが効かない状態と惨憺たる有様です。

それに比べて日本は比較的平穏が保たれて株価が上がった下がったと一喜一憂しているのが現状ですが、ここにきて菅政権の外交にどうも稚拙さが目立つようになってきており、求心力の低下から早期解散説も飛び出すようになってきています。

当コラムでは今週の11/19における重要変化日をふまえて、あらかじめ株式市場に潮目の変化が生じやすいことをお伝えしていますが、おそらくこの時に焦点となるのは翌11/20における米大統領選挙での再集計結果が判明し、いよいよ次期大統領がトランプ続投かバイデン当選かの見通しが立たなくなってくることなのではないかと思われます。

いずれにしても米大統領が仮に誰に決まったとしても来年以降の景気回復シナリオには変わらないとの見方は妥当と考えますが、今週末は日本で3連休ですので9月の大型連休同様に海外市況ではある程度の波乱が起こることを想定しておくべきでしょう。

投資家として肝心な点は、堅調に立ち上がってきた相場で利が乗ってきた景気敏感株をどうするかといったところで、一旦利食いをしておくのか、あるいは一過性要因と割り切って保有を継続するのか悩ましいところでしょう。

新興のグロース株に関してはやはり金利上昇に弱く、本日も日経平均が最高値更新している裏でマザーズ銘柄には値崩れしているものが多く目につきます。

この点はこれまでも散々指摘したとおりの展開ですので、今さらどうするかということよりもどの辺りで値幅の調整が一巡してくるのか見極めどころと言えるでしょう。

これが上記の相場における潮目の変化によって、まずは日経平均の上昇一服、とくにけん引役であるファーストリテイリング(9983)がどこで天井を形成するかという点が注目されます。

日本バブルの前哨戦のように突き抜けて上昇している指数に上昇一服感が生じ、そこから資金が全体に行き渡るようになってくるというのが個人投資家においても期待されるポイントとなります。

その後の展開は個別株勝負といった点に移ってくることは明らかで、3連休明けのところからは12月上旬に向けてまさしく景気敏感株にとっての押し目買いが有効となる日柄かもしれません。

くれぐれも調整入りしたグロース株や見かけだけの地合いで噴き上げる仕手株の動きに惑わされず、虎視眈々と次の相場を見据えた銘柄を仕込んでいくように心がけましょう。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆アドバンテスト(6857)[半導体]
10/2ご紹介から44%上昇。
10月末からの鋭角的な急上昇で年初来高値を更新。
景気回復期待を背景に景気敏感株の先導役が本領発揮。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★社長大石のトップ・オブ・オーナー銘柄(****)
足元で公開後高値を更新し26%上昇。
年初来高値を目前に更なる一段高に期待。
バリュー株としての相場立ち上がりで上値余地は十分。

【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆者:加藤あきら

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