バリュー株の循環物色で動意期待高まる
農林業機械や工業用機械を取り扱っており、農家向け防除機の最大手。ほかに噴霧器、刈払機、高圧洗浄機や工業用高圧ポンプ、無人ドローンの液体散布用マルチローターなどを手掛ける。新型コロナウイルス対策として海外ではロックダウン措置を取りつつ、消毒用噴霧器の需要が伸びている。
業績面においては11/12に前期本決算ならびに今期業績見通しを発表。前期実績は売上高3.5%減収、営業利益は96.3%増益とコロナ禍の中で環境衛生用機械の販促を積極化させたことやコスト削減も効いた。主力の農林業用機械セグメントでの償却負担も低減し、利益率改善の効果が大きい。
株価は3/13に899円をつけた後、200日移動平均線の1200円台まではすかさず戻したが、その後も一進一退の動きを続けた。夏場以降は徐々にもみ合いを上放れする動きがみられ始め、徐々にうねりが大きくなりつつある。現在も依然として低バリューの水準にとどまっており、今後の動意本格化に期待したい。
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