株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2020-11-25 14:15:00

加藤あきらの投資戦略室

日経平均は26700円まで短期急伸、バイイングクライマックスに警戒も

つい先週に日経平均26000円の大台達成について書きましたが、3連休を抜けて26706円まで急伸してまいりました。

短期的な過熱感も意識されるところですが、昨日の騰落レシオは25日で108.44ポイント、まだ警戒が必要な水準ではないとみられますが、問題はいつも指摘している米国市場です。

米国市場における投資家センチメントを映すFear&Greed指数はExtreme Greedレベルの88ポイントまで上昇してきており、昨年末以来の“強欲”を示すところにきています。

前回2019年末のこの時期はこの80ポイントを超えたところからやや調整し、その後今年1月にかけて90ポイント台後半まで再び上昇、その後は投資家以外の方も知るところとなったコロナショックに見舞われました。

よく耳にするセリングクライマックス(売りの最終局面)の反対で、バイイングクライマックス(買いの最終局面)が年末相場を前に訪れているのか、市場動向を注意深く見極めていく必要がありそうです。

ここは一旦落ち着いて、自身の投資家としての心理が“強欲”になり過ぎていないか?ポジション管理は適切に行われているか?冷静に相場を見ることができているか?改めて心の内に問いかけてみるべきでしょう。

かねてよりお伝えしてきましたとおり、日本株はバブル目前に迫っている状況です。

どのマーケット解説もコロナワクチン開発の進展や米大統領選挙をめぐるバイデン新政権移行に対する不透明感の解消などが伝えられていますが、表向きの理由と裏側の本当の理由は異なります。

米国市場は明日の感謝祭、そして週末のブラックフライデー、来週明け月曜のサイバーマンデーと明るいイベントが目白押しです。

おそらくは株価も最高値更新でまさに「この世の春」と言わんばかりに浮かれモードかもしれませんが、楽観が過ぎると驚天動地の事態に巻き込まれることになるでしょう。

市場で話題のコロナワクチンや米大統領選挙のゆくえなども詳しく解説したいところですが、その裏側は複雑でとても短い文章でまとめることができません。今はただ事の成り行きを見守りましょう。

視点をマーケットに戻して、本日の日本市場も日経平均は高値更新で一時500円高となりましたが、新興のマザーズ市場は終始マイナス圏での推移を辿りました。

これまでも沢山指摘してきましたように、まさにバリュー株VSグロース株の対照的な動きが鮮明となっており、世界の株式市場でみれば日本はバリュー株、米国はグロース株のそれぞれ代表的な存在です。

いよいよこれから動画などでも繰り返し解説してきた“マネーの交通整理”が始まろうとしているところです。

まず手始めはどこの市場でそのシグナルが出てくるのか?、非常に興味深いところです。

おそらくは株式プレーヤーにとっても分かりやすいところで為替市場だろうと指摘してきたわけですが、その他にどうも仮想通貨市場が怪しくて、今この瞬間ビットコインは史上最高値更新に沸いています。

どうもこの異様な盛り上がり、吊り上げから一気に変調をきたしてくる可能性があるとともに、原油市場や金(ゴールド)市場もこれまでとは明らかに違った動きが見られるようになってきています。

自動車のスピードメーターが壊れてしまったかのように、現状を正しく認識するのが難しくなってきた各資本市場の動きは今後ますます理屈では説明しきれないところに向かっていくかと思います。

ここでもう一度確認しておきたいと思います。

いいですか?これから生じる現象は日本バブルへと通じる道です。

目先の価格変動や他市場との相関性などをいくら分析しても無意味な世界になっていくだけではありません。

仮に海外市場が総崩れとなっても、確固たる信念の下に日本株買いです。

とくに純然たるバリュー株に狙いを定めていく必要があることを再認識しておくべきでしょう。

テーマ株投資や材料株が好き!どうも地味な株は嫌い!ではありません。

理外の相場が始まろうとしているのです。

重要なことですので繰り返します、日本バブルの相場は【これから】本格的に始まってくるでしょう。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆古河電池(6937)[エレクトロニクス]
10/2ご紹介から77%上昇。
紹介直後の急動意から一息入れて11月は急騰相場へ。
米テスラの大相場に代表される再生エネ・EV相場。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★加藤あきらのゴールドメソッド銘柄(****)
公開後高値更新で株価は2.4倍に。
仮想通貨取引活況で思惑的な相場展開続く。
ただし仮想通貨はまもなく天井形成!?
仮想通貨が崩落する時、株価はどう反応するか?要注目。

【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。


執筆者:加藤あきら

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