業績懸念が重しだが好材料に物色意欲高まる成長期待株
独自開発のAP3制御技術をベースに、環境変化を認識し人間の五感と同じような働きをするVisual SLAMやAI、LiDAR等を融合させ、自律で飛行可能なドローン開発に注力。物流やインフラ点検、防災・災害など産業用途に合わせたカスタム可能な商業用ドローンを製販する。無人化・IoT化で多目的利用に適うソリューション提供が強み。
業績面においては11/11に中間決算を発表し、売上高は61.8%減収、営業利益以下はそろって赤字幅が拡大。例年通りの期末挽回で計画達成が可能なのかまだ疑わしい段階だが、ドローンは実証実験期から徐々に社会実装期へと移行していく流れは着実に進んでいる。小型空撮ドローンや用途特化型ドローンの本格展開が待たれる。
株価は3/17に安値1612円をつけて順調に戻りを試していたが、5月早々に戻り一服となり夏場にかけては大きく調整を強いられる展開となった。2000円付近で下値を固めた後は反発に転じ、8月後半には出来高を伴った上昇により再び5月の戻り高値を窺う動きを見せた。11/19には超高解像度カメラを搭載したインフラ点検用ドローンの提供を開始したと発表しており、業績の裏付けがほしい足元の相場環境ではポジティブ材料とみられる。
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