業績変化の期待感から高値更新を目指す
独立系のソフト開発会社で共同コンピュータ(株)、(株)共栄システムズを中心とした情報処理事業が柱で日立系からの受託開発を手がける。通信事業者や官公庁向けに注力し、データ処理サービスでの実績も豊富。政府のデジタルガバメント改革推進の動きも追い風。
業績面においては11/5に中間決算発表を行い、売上高は9.1%増収、営業利益は66.7%増益となり、通期での計画も開示し増収増益を見込むとともに経常利益は前期比2.2倍水準を打ち出している。コロナ禍の中でIT関連のソフトウェア開発や関連業務において顧客契約単価の改善がみられ、飛躍的な向上につながっている。
株価は3/13に安値338円をつけて、6月にかけてコロナショック以前の水準を回復、7月にも600円台に乗せる場面もあったが再び400円近辺まで押し戻された。動意づいてきたのは8月の1Q決算後で増益サプライズから市場の見方が一変し、10月には1137円まで上値を伸ばした。天井圏で出来高がピークを打つと9月以前の上値抵抗水準であった600円台半ばまで調整したが、上記の中間決算を機に再び見直されて出直り色を強めている。
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