EV関連製品の受注増期待、決算好感でより上値を試す
塗布・コーティング装置製造企業で、光学機能製品、フレキシブル基板、さらにリチウムイオン電池や燃料電池の電極に必要な塗工機などを取扱う。有機EL投資が活発となり液晶からのシフトが進むほか、太陽電池やリチウムイオン電池用途が広がりを見せており、光学フィルム、ドライフィルム、電子部品用、粘着フィルム、電池向けなど幅広い分野で塗布・コーティング装置の活躍の場が広がっている。
業績面においては11/13に中間決算を発表し、売上高は63.0%減収、営業利益は81.7%減益となったが、従来予想に対しては上期、通期ともに利益計画を大きく引き上げて上方修正した。受注高は輸出を除いた国内向けに注力、化工機中心に受注回復の好影響に加えてEV用リチウムイオン二次電池の電極用やセパレータ用、液晶用の光学フィルムやタッチパネル用の塗工機といった受注増を見込んだ業績回復が期待される。
株価は3/10に安値591円を起点に5月時点で887円までの戻り高値、9月に2次電池コーティング製造を手がける独企業との提携材料で919円の戻り高値をつけた。その後は200日線を上回る水準で推移しながら11/9に戻り高値を更新して動意づいたとみられる。上記の中間決算を通過後はより一段と底堅い動きに変化し、足元では出来高も増加傾向で上値を試す動きがより本格化していくものとみている。
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