海外勢が参戦の大型株は堅調、個人中心の小型株は精彩を欠き明暗分かれる
米国市場もNYダウが30000ドル台に乗せていますので、これはこれで強いと言えますね。
さて、昨晩は12/8で本来ならば米大統領選挙の選挙人が確定しているはずでしたが、現地はまさに大混乱のようです。
アリゾナ州でもめて投票結果がひっくり返るなんて事態もありましたが、昨晩はどうやらテキサス州がジョージア州、ミシガン州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州を最高裁で訴えるという前代未聞の珍事がみられています。
テキサス州はこの4州を投票日直前に投票規則と手続きを変更したということを理由に合衆国憲法の選挙人条項に違反したとの主張で、コロナパンデミックを理由に郵便投票などを大規模に行ったことなども選挙不正につながる主因であったことから、最高裁の判決で選挙結果が大きく揺らぐ可能性があります。
また、トランプ米大統領の顧問弁護士である元NY市長のジュリアーニ氏はミシガン州とペンシルベニア州で大規模な投票数が無効になるだろうと述べておりますし、やはり簡単には今回の米大統領は決まらないみたいです。
いずれにしても来週14日が選挙人投票でおそらくこの週末には裁判のゆくえなども徐々に明らかになってくるとみられることから、引き続き気を引き締めて市場動向を見守りたいですね。
ちょっと心苦しいのは本日も日経平均が350円高(+1.33%)に対してマザーズ指数が16ポイント安(▲1.39%)と対照的な動きになっていることで、この年の暮れに中小型株が冴えない動きになってきていることです。
夏場~秋口にかけては中小型株の独壇場でしたが、足元ではブレーキを踏んでスピード調整しているとみられ、物色としても次なる主役候補が台頭してくるのが待ち遠しい状況かと思います。
おそらく新しいテーマが台頭してくるというより、これまでのテーマ物色の焼き直しが中心になるかと思いますが、来週からはIPOラッシュが始まります。
個人投資家の懐がここで潤うようなら年末相場を明るく迎えることができそうですし、遅かれ早かれ政府の第3次補正予算の成立に向けて国策にからむ銘柄が一斉に動きだしてきても不思議はないでしょう。
来週のビッグイベントをこなした後は自然と不透明感が解消されて、日経平均だけでなく全体に広く資金が行き渡るようになってまいるかと思いますので、もう大相場へのカウントダウンが始まったと言ってもよいでしょう。
まずはここであすなろが開催の年末ジャンボ大抽選会2020、堂々の目標株価を引っ提げて【あすなろドル箱銘柄】を募集していますので、来週の仕込み場を狙って強気買いしていきましょう。
≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆セイコーエプソン(6724)[電気]
10/30ご紹介からおよそ4割上昇。
200日線突破からの上昇本格化で一本調子の踏み上げ相場。
直近で物色活発な5G水晶振動子だが、
隠れたリーディングカンパニーであることも注目。
≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★加藤あきらのゴールドメソッド銘柄(****)
仮想通貨の天井形成からか急速な調整の値動き。
余計な思惑相場でシコリを抱えたが、市場の注目度はUP。
足元の出来高増も将来的にポジティブで次の仕込み場を狙いたい。
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら
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