売りの理由が並べ立てられる時が買い場である
熱烈なトランプ支持者はなお抗議の姿勢を示しており、ド派手に分断された米国では半ば内戦状態でトランプ陣営の次の一手が注目されています。
以前にも書いたとおり、米大統領選挙は単なる選挙戦の枠を超えて事実上のクーデターとまで議論が発展しており、米国建国の独立戦争や南北戦争になぞらえる動きも活発化しています。
日本のメディアではあまり報道されておりませんので、米国の情勢がつかみにくい方は多いかと思いますが、その代わりに新型コロナウイルスに関するニュースはこれみよがしに伝えられています。
ニューヨーク市が再びロックダウン措置に踏み切る可能性やイギリス・ドイツ・フランスなどEU主要国もロックダウン強行の構えを見せていることなどが伝えられ、革命の歴史が深いフランスでは猛抗議ガ起きている有様です。
敬虔なクリスチャンが多い欧米人にとって年末のクリスマス時期は日本人以上にビッグイベントとしてとらえられているだけに、文字通り世界中がカオスな状況となってきました。
そんな最中、WHO(世界保健機関)は「サンタクロースには新型コロナウイルスの免疫がある」と発表し、子供たちにはサンタと適切な距離をとることが大切だと強調し、何ともおかしな世の中になっています。
日本も海外に比べれば安寧を保っていると言えますが、政府はGotoキャンペーンの停止や飲食店の時短要請を延長するなどし、先日の第3次補正予算では新型コロナ対策として振り分けられた予算は6兆円程度でさほど多くなかったことをふまえると、経済対策としてはおそらく批判が続出することになりそうです。
これは本当にややこしい話で、人命優先と国民感情に訴えながらも政策は経済対策として不十分という矛盾から、新型コロナ感染での死者数よりも経済苦で自殺に追い込まれている人数の方が上回ってしまうという皮肉を生んでしまいます。
不穏な世界情勢の中、株式市場では本日新規上場を果たした2銘柄は初値高騰しましたが、引けにかけては安値引けに近い水準で終わっていますので、短期資金の逃げ足は速く、地合いが決して良いとは言えません。
年末相場と侮って短期的な動向に振り回されないように、普段以上に強く意識して売買するようにしないと思わぬ損失から一大事になってしまいそうです。
状況的には日経225中心に本来の価格形成が機能不全に陥っているので、日経平均だけを手掛かりに相場の温度を計っていると相場全体が見えなくなってしまいますので今一度気を引き締めましょう。
ただし、不穏なニュースが多いからといって過度に弱気になる必要は全くありません。
足元の株式市場では過去に推奨された単発スポット銘柄や直近のものも含め、あすなろ銘柄の中には次々と利確ポイントを突破していくツワモノの銘柄も多く見受けられます。
たとえ【どんな市場環境であろうと買われる銘柄はある】という何よりもの証拠で、非常に勇気づけられます。
本日よりまた新たに【大本命ダークホース銘柄】の募集も始まりましたので、ぜひあすなろサイト内特設ページも覗いてみてください。
株式投資で資産を築く投資家は古今東西、コロナショックのような周りが買いづらい時にこそ強気で、材料が出て熱狂している時にこそ冷静に利益を確定させる原理原則を貫くことで共通しています。
≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆中国工業(5974)[金属製品]
12/7ご紹介からL字型急騰で82%上昇。
12/4の出来高急増シグナルから水素関連のテーマ物色。
未だ時価総額47億円で思惑期待。
≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★JAPANバブルマネー銘柄(****)
公開後の高値更新で一気に第2利確ポイントを突破。
息の長い相場も期待される水素関連のテーマ物色活況。
上昇トレンドに乗ったまま年初来高値更新も視野。
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆者:加藤あきら
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