昨晩の米国では追加コロナ対策に民主党、共和党の与野党トップ会合の協議が深まったとして早期合意観測への期待からNYダウ30,000ドル台回復。

いやいや、早期合意観測と言いながら、むしろこの瞬間に即決したとしても遅過ぎる(怒）。

と、米国民はやり場のない怒りを政治不信という形で爆発させているように思いますが、ようやく年の暮れになって成立のメドが立ってきたように思います。

何はともあれ相場が次のステップに進むことを期待していますが、今度は足元で日本が地政学リスクにさらされることを意識した売り買いが広がってきています。

「一難去ってまた一難」ではなく「一難去らずにまた一難」と、株価が軟調になってくると投資家の握力も弱まりやすいところですが、不気味にも防衛関連の銘柄群が鋭い上昇を見せる中で肝心の材料が表に出てきていません。

東アジアなのか、中東なのかでもだいぶ緊迫度が変わってきますが、リアル防衛関連である重工3社が軒並み上げ足を強めているところを見ますと、中国と台湾、あるいは北朝鮮がらみの話が後から出てくるのかもしれませんね。

ちなみに丁度よい機会ですので、戦争と相場の関係性について触れておきたいと思いますが、基本的に「戦争は買い！」です。

ただし、戦争懸念が出ている間に相場は軟調な動きを見せ、いざ開戦！となった場合には材料出尽くしで反発します。

軍需関連の銘柄はその逆で、戦争懸念がじわじわと広がる中で上昇していき、徐々に思惑も呼んで大きく買い上げられていく中で、いざ開戦！となった時には一般の投資家がワッと群がって高値を形成、出尽くしで下落に転じていくでしょう。

まさしく『株は思惑で買って事実で売れ』の相場格言に沿ったトレードが求められるところになってきそうですね。

今週けっこう荒れ模様の相場をイメージしていましたが、米大統領選挙のゆくえも来週そして1/6の正式決定までもつれる可能性もあるようですので、相場に付かず離れずのスタンスで新規銘柄にも取り組んでみましょうか。

基本は足元で強い製造業や素材株を中心にバリュー株狙いをオススメしていますが、少し視野を広げて情報・通信系もそろそろかと。
クレオ（9698）、オークネット（3964）やスターティアHD（3393）、あとは小売ですがサンワカンパニー（3187）など、チャートやテクニカル重視で年末相場を過ごすのも手かと思います。

材料動意で沈んできたユーグレナ（2931）もあとは需給の転換点を探りたいところ、下値で際どい攻防戦をやっているUPR（7065）は逆張り妙味でいかがかと思いました。

いろいろな切り口で探す方法があるかと思いますが、あすなろでは今回の単発スポットを【大本命ダークホース銘柄】として「隠れ国策関連」にスポットを当てたキャンペーンを実施しています。

大本命なのか大穴なのかよく分からん！というツッコミはさておき、日本の成長戦略に即した銘柄を選ぶと勝率は飛躍的に高まりますので、ここぞという場面でこそ弊社の単発スポット銘柄を手に取ってみてください。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆三菱重工業（7011）[機械]
12/3ご紹介から200日線突破し23％上昇。
新型のイージス艦、戦闘機、長射程ミサイル開発主体の思惑。
防衛関連が広く買われる中、リアル軍需銘柄の動意は要注目。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★JAPANバブルマネー銘柄（****）
公開後の高値更新で一気に第2利確ポイントを突破。
息の長い相場も期待される水素関連のテーマ物色活況。
上昇トレンドに乗ったまま年初来高値更新も視野。

【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
（ジョン・テンプルトン）

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
クレオ（9698）
オークネット（3964）
スターティアHD（3393）
サンワカンパニー（3187）
ユーグレナ（2931）
ユーピーアール（7065）

執筆者：加藤あきら