今週に入って新興市場も景気敏感株も売り圧力に押される銘柄が増えてきている印象ですね。

今年の日経平均は高値安値が16,358円～26,905円と値幅が10,000円以上も開いていますから、それなりに年末の益出し売り、損出し売りで損益を確定させておこうという投資家の方も多いのだと思います。

裏を返せば、この年末年始をしっかりと生き残ることができれば、来年は株式を持っていない投資家が膨大な待機資金を動かしてくることになるかと思いますので、上値が軽くなったところを買い進む争奪戦が繰り広げられることになるでしょう。

目先の短期的な動向はともかくとして、淡々と仕込み場は狙っておくようにしたいですね。

本日は私が期待株として推してきた【大本命ダークホース銘柄】が公開になりましたが、下値切り上げの出来高の増加傾向は魅力的ですね。

今回惜しくも資金の都合がつかずに見送られた方は、【ダイヤモンドキャノン銘柄】を新規募集していますので、ぜひ年末の仕込み場を利用していただきたいと思います。

と言いますのも、昨晩の米国市場でようやく、本当に長い道程でしたがようやくのところで9000億ドル規模の追加コロナ対策法案が議会を通過し、これには米国民に600ドルの給付金などが盛り込まれています。

トランプ米大統領は給付金の引き上げや無駄な支出の排除などの修正を求めて、現行案では署名しないとし具体的に2000ドルへの引き上げなどにも言及しています。

ムニューシン財務長官は決定次第直ちに個人の口座に給付開始可能として、にわかに追加コロナ対策が現実味を帯びてくるようになってきたことは事実です。

まだ予断を許さない部分もありますが、いずれにしてもバブル相場のスイッチとして一連のプロセスが前進してきたことは評価すべきでしょう。

ゼロヘッジでは仮に1人600ドルの給付が決定した場合、手数料無料の取引ツールで有名なロビンフッドでは口座数が約1500万口座で90億ドルに及ぶ株式市場への流入可能性について取り上げられています。

日本でもGoToキャンペーン停止になり現金給付を求める声などもありますが、依然として財政との兼ね合いからMMT（現代貨幣理論）の議論はいつの間にか立ち消えになっていますし、反緊縮の流れは頑なに拒む姿勢が窺えます。

株式市場では英国の新型コロナウイルス変異種のニュースで右往左往していますが、これに関しても私は以前よりコラムや動画で情報発信してきたとおりの展開かと思います。

日本のマスコミが発信するニュースがこの調子ですので市場関係者の解説もこれに準拠したものになるのも分かりますが、株式市場のリスクはもはやそこではないとの認識が必要でしょう。

真相報道を是とするメディアの一つは、今回の米大統領選挙で不正があったと気づいていない人は知性に問題がある、不正があったのを承知でバイデン勝利と言い続ける人は倫理に問題がある、悪党が権力を掌握するのを容認する人は価値観が錯乱している、とバッサリ切っています。

何のことを言っているのか分からない人は、この機会に新型コロナウイルスや米大統領選挙、中国の現状について、自分自身で直接調べてみると良いかもしれません。

足元の市場動向は複雑怪奇ですが、この年末年始の相場で生き残ることを願うのであれば、世界がどこへ向かっているのか？少しでも興味を持って株式市場とのつながりを見つけていただくか、あるいは一切の情報を遮断して全く見ないという奇策もありかもしれないですね。

しかし、いずれにしても年末年始のところは一連のコロナ騒ぎがピークに達してくる頃合いと思いますので、売るものを売って余力を確保した方はもう年末休み♪ではなく、常に臨戦態勢で買い場探しのスタンスは継続しておきましょう。


≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆大日光・エンジニアリング（6635）[電気機器]
12/4ご紹介から動意含みで25％上昇。
デンソー系の車載向け製品における協業を好材料視。
直近で最大の出来高を積み上げながら上値伸ばす。

≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★JAPANバブルマネー銘柄（****）
公開後の高値更新で一気に第2利確ポイントを突破。
息の長い相場も期待される水素関連のテーマ物色活況。
昨日の高値更新の反動から本日は利益確定売りか。

【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
（ジョン・テンプルトン）

それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
【ダイヤモンドキャノン銘柄】

執筆者：加藤あきら