今年最低の売買代金を記録した中で買われた銘柄、テーマとは?
東証1部の売買代金は1.2兆円で今年最低を記録、マザーズは1730億円とまずまずでしたが、上値の重たい動きにとどまりました。
株価水準はたいして変わっていませんので、まさに「閑散に売りなし」の商状、一部の銘柄に物色が偏りやすくなっていると言えるかもしれません。
まず、10月にご紹介した日本郵船(9101)はこれまでも2割強の上昇を見せていましたが、とくに足元10-12月の物流市況が好調につき昨日業績の上方修正を発表したことで海運株が軒並み大きく買われました。
同じく、10月にご紹介した商船三井(9104)にいたってはここまでで40%超の上昇となっており、主力の大型株も投資時期を的確に捉えれば大きな利益が得られることを体感していただけているかと思います。
また、同じく物流関係のあすなろ銘柄では【あすなろ創業祭2020-金星銘柄-】が高値更新とともに第3利確ポイントも一気に突破、すでに1.5倍超えの上昇を見せていますが、この勢いはまだまだ続きそうな感じですね。
直近のイチオシ【大本命ダークホース銘柄】もしっかりと上昇トレンドを形作る動きで、需給面からも強気の投資家が多いとみられますので、非常に楽しみです♪
他にも昨日のコラムで解説した日立造船(7004)が本日も5%高の続伸、新規でご紹介したジャパンエンジンC(6016)も朝方一気にストップ高まで買い上げられ、引けも2ケタ上昇で終わりました。
さらに「まんもす藤井。の錢話物語」で紹介された直近IPOのENECHANGE(4169)もストップ高で引けるなどしていますし、まさしく短期急騰株と呼べるものが多く見受けられています。
年末の「残り物には福がある」わけではありませんが、ここにきてにわかに物色される銘柄などが飛び出してきていることから、まだまだ2020年相場も捨てたもんじゃないと言えそうです。
くしくも今回の【ダイヤモンドキャノン銘柄】は急遽、前倒し公開に踏み切ることとなり、予定日よりも早く来週早々に銘柄公開する運びとなりました。
まさに12月は「師走」と呼ばれるように慌ただしく立会最終日の大納会を迎えることになりそうですが、気持ちよく新年を迎えるためにも悔いの残らないトレードを心がけて1年を締めくくりましょう。
本日値動きが目立ったところでは、まずJIG-SAW(3914)、そしてクシム(2345)、YEデジタル(2354)、SREHD(2980)、システムリサーチ(3771)、シノプス(4428)、ミンカブ(4436)といった面々がAI(人工知能)関連が物色資金を誘い込んでいます。
基本的に薄商いの相場で資金が入ってくるのは何らかの変化、他との違いを見出すことができるかもしれません。
来年の相場に向けて売買を手控えるにしても銘柄の監視は怠らないようにしておきたいですね。
≪加藤コラム内でご紹介の銘柄≫
◆大日光・エンジニアリング(6635)[電気機器]
12/4ご紹介からストップ高交じりで75%上昇。
デンソー系の車載向け製品における協業を好材料視。
連日で最大級の出来高水準を維持しながら上値伸ばす。
≪あすなろ単発スポット銘柄の動向≫
★JAPANバブルマネー銘柄(****)
公開後の高値更新で一気に第2利確ポイントを突破。
息の長い相場も期待される水素関連のテーマ物色活況。
コロナショック前の水準を回復し一段高期待高まる。
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
JIG-SAW(3914)
クシム(2345)
YEデジタル(2354)
システムリサーチ(3771)
シノプス(4428)
執筆者:加藤あきら
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