国内株式市況。

　 　
本日の、国内株式市場は、米国株安や、原油価格が再度上昇したことを受け、売り先行で始まった。
寄り前に発表された、7月の鉱工業生産が、予想を下回ったことも、弱材料となった。
ただ、その後、投信設定の伴う買いなども入り、下げ渋る展開で、もみ合い商状。
日経平均株価の日中のレンジは、高値/12443.94円（9：56）、安値/12393.68円（9：12）と、上下・50.26円の差で動意に乏しかった。

日経平均株価は、前日比、39.54円安の12413.60円。
ＴＯＰＩＸは、前日比、2.31ポイント安の1271.29ポイントで取引を終了した。

業種別指数は、33業種中、12業種が上昇。
原油価格の上昇を受け、昨日、値下がり率1位だった、国際石油（1604）・石油資源（1662）の鉱業が、本日は、値上がり率1位。
次いで、ディフェンシブの、食料品、医薬品がしっかり。

半面、米国ハリケーンの影響で、三井住友海上（8752）・ミレアＨＤ（8766）の保険業が値下がり率1位。
デンソー（6902）・トヨタ自動車（7203）の輸送用機器が2位。
証券・商品先物、倉庫・運輸関連、金属製品も安い。

個別銘柄では、固定資産の売却で業績の上方修正を発表した、山加電業（1789）/330円（+113円）がＭＭ銘柄でもあり、大きく買われ、原油高を受け、東亜石油（5008）/298円（+73円）が一時ストップ高。
スイス・ノべルティス社と共同開発していた、次世代免疫抑制剤の材料蒸し返しで、三井製糖（2109）/421円（+53円）も大幅上昇。
ウオームビズ関連で、カネヨウ（3209）も物色された。

半面、ＮＥＣ（6701）と日立（6501）の株式売却報道で、エルピーダ（6665）/3150円（-180円）が売られ、公募増資とＣＢ発行が嫌気された、コスモ石（5007）/549円（-27円）も安い。
村上ファンドが、ＭＢＯを打診、対して、増資等の買収防衛策を検討と報じられた、ＴＢＳ（9401）/2130円（-15円）も安い。

なお、引け後、ＴＢＳ（9401）は、電通（4324）・ビッグカメラ・三井物産（8031）・毎日放送の4社に第三者割りあて増資の実施を発表した。
新株の発行株数は、992万株、と同時に4社に対して自己株式350万株も処分する。
発行価格及び処分価格は共に、2081円。


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