コロナや国策テーマで再浮上
土木資材を手掛ける大手で、河川護岸材や道路補強用資材などを取り扱い、インフラ公共投資に深く関わる。国土強靭化や災害復興関連としての恩恵を享受、さらに買収した世界的に有名な高級ホイールブランドBBS事業による収益向上も。護岸・岸壁において突如として起こる陥没に対応し、気候変動とともに年々増大傾向にある透過波を約80%減衰させることができる技術開発が高く評価される。
業績面においては10/30に前期本決算を発表し、売上高は4.0%増収、営業利益は15.5%減益で着地。公共工事事業が業績を引っ張ったが、自動車向けのアルミホイールを製販するBBSが自動車生産台数減少の煽りを受けて全体利益を圧迫した。しかし、今後は自動車市況の回復とともに新工場稼働の本格化が見込まれ収益貢献が期待できるだろう。加えて、新型コロナウイルス感染症対策としての不織布関連製品の需要も利益水準の押し上げにつながっており、今期見通しは売上高9.2%増収、営業利益は12.9%増益の計画で利益率も改善が進むとみられる。
株価は3/17安値1573円で底打ちした直後は緩やかに戻りを試す動きだったが、5月から新型コロナ関連製品の特需で見直され、業績の底堅さも好感されて徐々に買い進まれる展開となった。11月に上値を2950円まで伸ばした後、やや調整をはさんだとみられるが夏場の水準で持ち堪えて反発に転じた。足元は再び下値を切り上げる底堅い推移で、再び高値圏への浮上が期待される。
無料新着記事
-
この金融商品持ってますか?
株ドクターマサトの投資家診療所
(2025/03/17 12:27)
-
本日決算発表予定の銘柄など
後場の注目株
(2025/03/17 11:30)
-
70歳以上でも分かる急騰ストップ高銘柄3選
女株将軍アスナの「我に続け」
(2025/03/17 11:00)
-
会社四季報発売週が地合い転換のキッカケとなるかも
木村泰章の機関投資家が読むコラム
(2025/03/17 10:40)
-
“利益確定を第一”に優先。資金余力をUPしよう!
ズームイン!!あすなろ!
(2025/03/17 08:00)