隠れた「脱炭素」銘柄
売上の約8割を占めるセメント事業に加え、木質チップを使ったバイオマス発電を用いた自家発電・売電、リチウムイオン電池の正極材料の提供も行っている企業。セメント事業では、主原料である石灰石の豊富な鉱量と高い品質が強みであり、同社の持つ鉱山は一般的な鉱山の採掘可能期間の約5倍である500年後まで採掘可能である。また産学連携で廃棄物であるCO2のカーボンリサイクル技術開発も進めており、実用化は30年頃を目指している。
業績面について、昨年11/10発表の第2四半期決算(累計)は売上高が1121億円(前年同期比6.4%減)、営業利益が60億円(同5.4%減)、当期純利益が45億円(同1.2%減)と着地。新型コロナの感染拡大による国内セメント需要の減少が大きく、国外需要は増加したものの輸出入トータルの総販売数量は前年同期と比較して4.2%下回る結果となった。コロナ禍において工事の中断などによる官公需、民需の減少が起きているものの、国内セメント需要は回復傾向にあるため業績回復も見込めそうだ。
株価は昨年6月初旬より調整基調にあったが、1/5安値2954円をボトムに小幅往来しながらも下値を切り上げている。PBRも0.5倍台と割安感があり、脱炭素関連としてのテーマ物色も期待できることから押し目買い候補として注目しておきたい。
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