リモート環境で重要な要素とは何?
インターネットのログ管理、RPA作成ツール、脅威監視プラットフォームなどを手掛ける企業。セキュリティ部門では、トラフィックの自動学習によるDDos防御やネットワークやアプリケーションの脆弱性リスクを評価するソフトなど、近年サイバー犯罪が増加傾向にある中で多種多様なソリューションを提供している。2019年度に国内で発生したサイバー犯罪の検挙件数は9,519件と過去最多。前年から増え続けており、同社の製品需要は益々増加している。
業績面について、昨年11/9発表の2Q決算(累計)は売上高が前年同期比5.5%増、営業利益が177.6%増と大幅に増益。コロナ禍におけるテレワーク環境の整備に伴うインターネット環境の構築、ネットワークセキュリティ対策といった需要が増加したようだ。特にセキュアクラウド型無線LANシステム採用のネットワーク構築案件の受注が堅調だった模様。コロナ禍により、リモート環境の構築が進む中、引き続き同社製品の引き合いは強いと考えられる。今後も業績が期待される中、間もなく2/10に3Q決算が発表される予定で注目される。
株価は昨年12/23安値415円をボトムに上昇基調。12/25には同社の他言語映像通訳サービスがNTT東日本で取り扱い開始になったことが発表され急伸、抵抗ラインであった25日線を突破している。以降25日線を下回るよう株価は一時低迷していたものの、1/12にはゴールデンクロスを形成。足元では警視庁よりサイバー関連の大型案件を受注するなど好調である。直近の出来高増加傾向に着目し、押し目を狙ってみたい。
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