過熱感を意識して反落　30300-30600円のレンジを想定

【米国株】
　16日のNY株式市場はダウが連日で過去最高値を更新した一方、ナスダック指数は反落。2月の製造業景気指数が予想以上に改善し、セントルイス連銀総裁が「今年の経済成長は中国を上回り、物価が上向く公算が大きい」との景気認識を示したことで、敏感株や金融株がしっかりとした展開となった。一方で金利が上昇し割高感が意識され、ハイテク株が軟調。半導体株指数は先週、バイデン政権が「半導体不足への対応を検討」と報じられ半導体株への買いが続いており、連日で過去最高値を更新した。


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は過熱感を意識して、反落の展開と読む。日経平均と25日線とのカイリ率が5％を超えており、目先はスピード調整も。ＣＭＥ日経平均先物の終値は３万０４１５円で、昨日の東京市場の日経平均終値３万０４６７円と比べ５０円ほど安い水準。


－【重要指標】－
●日経平均株価ＰＥＲ：23.24
　　　　　　　ＰＢＲ：1.32
　　　　　　　配当利回り：1.58

●騰落レシオ（25日）109.98％　
●空売り比率　35.6％　　
●日経平均ボラティリティー・インデックス24.79まで上昇


－【前営業日（2/16）のおさらい】－
●日経平均株価　３万０４６７円７５銭（＋３８３円６０銭）

高値３万０７１４円５２銭／安値３万０１９１円６５銭
値上がり８４６／値下がり１２５１／変わらず９７
新高値１０５／新安値３
出来高　１４億９７０万株
売買代金　３兆２５２億円

●ＴＯＰＩＸ　１９６５.０８（＋１１.１４）

●マザーズ指数　１３２０.７３（＋６.４３）
　マザーズ売買代金　２８３０億円 　

●ストップ高銘柄　１６日―１２銘柄（気配含まず）

ＦＲＯＮＴＥＯ・ＬＡＨＤ・セレス・Ａｂａｌａｎ・Ｅストアー
ＥＮＥＣＨＡ・ＱＤレーザ・ズーム・ダイヤＨＤ・フレアス
ＩＮＣＬＵＳ・さいか屋

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【今週のタイムテーブル】

17（水）
日 1月 貿易収支
日 12月 機械受注船舶・電力除く民需
米 1月 生産者物価指数(PPI)
米 1月 小売売上高(前月比)
米 1月 鉱工業生産(前月比)
米 1月 設備稼働率季調値

18（木）
米 12月 企業在庫(前月比)

19（金）
欧 2月 消費者信頼感指数速報値
日 1月 全国消費者物価指数(CPI)総合(前年比)
欧 2月 マークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
米 2月 マークイット総合購買担当者景気指数(PMI)速報値

20（土）
米 1月 中古住宅販売戸数