手掛かり材料難で反落　29800-30100円のレンジを想定

【米国株】
　23日のNY株式市場は金利上昇への警戒感から売りが先行。しかしながらFRB議長の発言で警戒感が後退し下げ幅を縮小し、ダウは小幅ながらプラスに転じた。22日は米長期金利の上昇を嫌気して連日でハイテク株が下げを主導し、ダウは寄り付き直後に362ドル安、ナスダック指数は529ポイント安まで下げ幅を拡大した。FRBパウエル議長が足元のインフレの兆候について「物価上昇が長続きするとは予想していない」との見方を示し、金融緩和方針を強調したことで長期金利の上昇が一服、金利上昇に対する過度の警戒感が後退し下げ幅を縮小した。追加の経済対策や新型コロナワクチン普及の期待感も支えとなり、ダウは小幅ながら上昇に転じた。

【注目ＡＤＲ】
銘柄名　　　　国内引け　　　ＡＤＲ　　　対比　　　騰落率
ソフトバンク　10,530.0　　　10,219.9　　-310.1　　-2.94%


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は手掛かり材料難で、反落の展開と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万９９９５円で、２２日の東京市場の日経平均終値３万０１５６円と比べ１６０円ほど安い水準。

－【重要指標】－
●日経平均株価ＰＥＲ：22.50
　　　　　　　ＰＢＲ：1.31
　　　　　　　配当利回り：1.60

●騰落レシオ（25日）108.93％　
●空売り比率　38.8％
●日経平均ボラティリティー・インデックス25.09まで上昇


－【前営業日（2/22）のおさらい】－
●日経平均株価　３万０１５６円０３銭（＋１３８円１１銭）

高値３万０４５８円１３銭／安値３万００８９円１８銭
値上がり１５４２／値下がり５７７／変わらず７５
新高値６６／新安値４
出来高　１２億５０４３万株
売買代金　２兆４６３６億円

●ＴＯＰＩＸ　１９３８.３５（＋９.４０）

●マザーズ指数　１２７４.６２（＋９.１９）
　マザーズ売買代金 ２０２９億円 　

●ストップ高銘柄　２２日―８銘柄（気配含まず）
ベクター・セレス・リミックス・日東精・ダイヤＨＤ・フィードＦ
ＩＮＣＬＵＳ・ＩＭＶ

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【今週のタイムテーブル】

24(水)
米 2月 消費者信頼感指数
独 Q4 国内総生産(GDP)改定値

25(木)
米 1月 新築住宅販売戸数
欧 2月 消費者信頼感指数確定値
欧 1月 マネーサプライM3伸び率(前年比)
米 2月15日週次 新規失業保険申請件数
米 Q4 国内総生産(GDP)改定値
米 1月 耐久財受注

26 (金)
日 2月 東京都区部消費者物価指数(CPI)
日 1月 小売業販売額(前年比)
日 1月 鉱工業生産速報値(前月比)季調値
米 1月 消費支出(前月比)
米 1月 個人所得(前月比)
米 2月 シカゴ地区購買部協会景気指数
日 1月 新設住宅着工戸数(前年比)

27(土)
米 2月 ミシガン大消費者信頼感指数確報値
欧 2月 業況指数

28(日)
中 2月 国家統計局製造業購買担当者景気指数(PMI)