国内株式市況。
　 　
本日の、国内株式市場は、米国株高を受け、ＣＭＥの日経平均先物に鞘寄せする動きで始まった。
が、その後は、売り買い交錯する展開となり、日中のレンジは限られた。

日経平均株価は、前日比、93.37円高の12506.97円と、8月24日の終値ベースでの、年初来高値を更新。
ＴＯＰＩＸも、前日比、6.04ポイント高の1277.33ポイントと、日経平均株価同様に、8月24日の終値ベースでの高値を更新して取引を終了した。

今日の、日中の安値を時間で見てみると、日経平均株価は、12501.43円（9：01）と寄り付きが安値、一方、ＴＯＰＩＸは、1277.33ポイント（15：00）と終値が安値となっている。
時間だけみると、反対の動きに見えるが、中身は後場寄り直後が高値で、引けは伸び悩み、陽線と陰線の違いはあるが、共に、上髭の長い「さかさトンボ」の様な形となっている。

業種別指数は、33業種中、28業種が上昇。
三井不（8801）・三菱地所（8802）の不動産業が値上がり率1位。
新日鉄（5401）・住金（5405）・神戸鋼（5406）・ＪＦＥ（5411）の鉄鋼が軒並み年初来高値を更新し2位。
その他金融業、機械、ガラス・土石製品も高い。

半面、公的資金の転換ルールが報じられた、三菱東京（8306）・ＵＦＪ（8307）・三井住友（8316）の銀行業が値下がり率1位。
鉱業、パルプ・紙も安い。

個別銘柄では、値動きの良さから、東海汽船（9173）/253円（+34円）や日本鋳造（5609）/209円（+26円）が買われ、内海造船（7018）/402円（+80円）はストップ高。
ガンホー（3765）/612万円（+150万円）からの人気波及で、コーエーネット（2697）/148万円（+20万円）もストップ高。

半面、3日連続ストップ高だった、シーティーエス（4345）/44万円（-5万円）は逆にストップ安。
公的資金の転換ルールで、最も影響を受ける可能性がある、三井トラスト（8309）/1202円（-33円）も売られた。



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