決算売りをこなして出直り商状、25日線の突破に期待銘柄
制御システム・計測機器などを手掛けており、プラントのライフサイクルにわたり最適な操作・エンジニアリング環境を提供する統合生産制御システム「CENTUM」は1975年に発売して以来、世界100カ国以上、累計27000システムが採用されている。また高速な電気信号を波形として表示するオシロスコープなども手掛けている。今年1月には、再生可能エネルギーの導入支援を拡大するプロジェクトも行っており、再生エネ関連銘柄としての側面もある。
2/9発表の3Q決算(累計)では、売上高が前年同期比9.3%減の約2696億円、営業利益が同15.3%減の約238億円で着地。セグメント別では、主力の制御事業において新型コロナウイルス感染拡大や、為替の影響を受けて減収となったものの1Qからは徐々に回復が見られる。計測事業において売上は堅調であるものの、ライフイノベーション事業における先行投資の影響等で減益となった。
株価は昨年10/30安値1520円を起点に、ゆるやかな上昇基調が続いていたものの、2/9に高値2435円を付けた後は、同日引け後発表の3Q決算を受けて翌日から調整に入る。足元では、サポートラインと見られてきた25日移動平均線がレジスタンスラインとして意識されやすいと見られ、出来高を伴って同線を上抜けてくるか試す展開になりそうだ。
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