業績上振れ期待の優等生
工事現場の解体工事に使われる建機を主に扱うメーカー。解体の中でも特に強度が求められる「大割機」「鉄骨カッター」に「鋳鋼品」を使用しており、従来の製品と比較して剛性・デザイン性に優れる。なお「鉄骨カッター」の首都圏シェアは2020年4月~12月時点で58%を占めており、解体マーケットがこれから本格化していく中で同製品の需要も今後増えていくだろう。また同社使用電力は全てバイオマス由来と環境にやさしい企業でもある。
2/10発表の3Q決算(累計)では、売上高が前年同期比3.2%減の約124億円、営業利益が同1.2%増の約9億円となった。なお経常利益は10.19億円と通期予想である10億円を既に超過している。事業環境として新型コロナウイルスの感染拡大による買い控えの影響が見られたものの、つかみ機や環境関連機器は堅調であった。またスポット需要として水力発電所改修工事があったためケーブルクレーンの売上は前年同期比46.1%増となっている。
株価は11/13発表の2Q決算結果を受けて出来高を伴い下落。以降は悪材料出尽くし感から買いが集まり、25日移動平均線をサポートラインとして緩やかな上昇が続いている。需給改善から1月初旬から中旬にかけて強い上昇が見られたものの、利益確定売りから25日線割れの水準まで調整した。足元では2月末から持ち直しの動きが強まってきており、再び上値を試してきている。3月においては、難しい地合いの中でも底堅さを見せており、ファンダメンタルズ面においても業績の上振れが期待できることから、引き続き強い相場展開を見せてくれるだろう。
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