仕込み時の不動産企業
大阪に本社を置く不動産企業。手掛けるオフィスビル・データセンタービルの多くは大阪にある。データセンタービル事業では、大阪ビジネスパーク(以下OBP)にビル建築を推進するなど大阪を起点に首都圏・中核都市へ戦略投資する姿勢が伺える。中期経営計画ではオフィスビル事業において東京エリアでのブランド力強化を挙げている。なお2020年11月には虎ノ門に「京阪神虎ノ門ビル」を竣工、2021年4月にはOBPに京阪神OBPビルを竣工する予定である。
1/26発表の3Q決算(累計)では、売上高が前年同期比0.1%増の約114億円、営業利益が同1.5%減の約41億円で着地。グループの手掛けるビルの空室率は昨年11月に竣工した「京阪神虎ノ門ビル」の影響もあり1.1%(前期は0%)と以前よりもやや高い水準にあるようだ。なお期初に売却した物件の減収影響等があったが、既存ビルの高稼働率は維持したため増収を確保した。
株価は昨年11/5に旧村上ファンドがTOBを実施し、翌日の11/6に高値2200円を付ける。その後は公開買付者がTOBに関する意見表明(留保)をしたことから失望売りが発生し下落基調にある。1/13にはTOB不成立が発表され1900円周辺から1500円周辺まで株価が下落した。2/25には自社株買いなどを発表したものの好材料とはならず25日線に阻まれる形で戻されるが、3/5に下げ止まる。株価は足元では下落しているが、3/5の安値1476円での下げ止まりを意識して仕込むのも良いのではないか。
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