本命の再エネ関連銘柄
脱炭素が叫ばれる中、再生エネルギー関連事業を展開する同社に注目したい。同社の事業は大きく分けて2つあり、『総合エネルギー事業』『金融事業』を手掛けている。中でも『再生エネルギー関連事業』は主に太陽光発電の売電や施設の開発などを行っているが、地熱発電の事業化を目論んでいる点がポイント。2020年3月に4号目の調査井を実施し、地熱発電所の事業規模が従来の2MWから4.8MW規模に拡大した。運転開始は2026年頃を想定している模様だ。
1/29発表の3Q決算(累計)では、売上高が前年同期比31.9%減の約58億円、営業利益が前年同期の7200万円の赤字から約1.2億円の黒字となった。改正FIT法に基づき、太陽光発電における2020年度のFIT価格が、制度スタート時の40円から12円に下落したことが売電収入の減少に響いた。また出力抑制の発令や地熱開発発電所のコストも影響した様子。なお金融事業においてはディーリング事業の裁定取引で安定した利益を上げることができたため大幅な増益となった。
株価は昨年10月中旬に動意付き、脱炭素関連銘柄の物色もあり大幅に株価を上げる。200日線を超えてきた辺りから出来高を伴い300円台を回復、そのまま11/30には高値400円を記録した。一時利食い売り圧力に押されて25日線を割り込む動きを見せたが切り返し、1/20には再び400円まで上値を試している。天井を3回確認してその後は調整に転じ、足元においても25日線をはさんでの上下動が激しい状況が見て取れる。バリュエーションはPBR0.7倍台にとどまることから、需給面の整理が完了すれば再び上値を試す展開が期待されよう。
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