野心ある高成長期待銘柄
主に物流を手掛ける企業で、物流業務全般を一括で受託する3PL(サードパーティロジスティクス)というサービスを主力に事業を展開している。また昨年3月に日本政策投資銀行と共に「日本物流未来ファンド」を組成、第一号の投資先は千葉を拠点に軽貨物運送を手掛ける企業、第二号は冷凍・チルド食品を中心とする運送業者であり、いずれも一定期間が経過した後はファンドを退出し、同社に加入する予定である。また積極的にM&Aを実行しており売上高5000億円を視野に入れている。
2/12発表の本決算では、売上高が約2571億円(前年同期比0.6%増)、営業利益が約109億円(同7.7%増)で着地。コロナ禍による企業間物流の低迷により予想値である2650億円に達することが出来なかったようだ。一方で宅配事業の拡大や、不動産事業が好調に推移したことから増収・増益を確保した模様。なお来期は東芝ロジスティクスの連結子会社化等により大幅な増収・増益を見込んでいる様子。資産・資本効率指標(ROA・ROE)等も良好であり、盤石な財務基盤をテコにM&A等を通じて今後も大きな成長が期待できそうだ。
株価は2/12に本決算発表を受けて出来高を伴い急伸したものの、決算後の下げにより3/4安値2384円まで落ち込んだ。その後は強い切り返しを見せ、テクニカルでは一目均衡表の雲を突破し3/29に高値2908円を付ける。以降は売りに押され25日移動平均線を割り込んだが、再び25日線へトライする姿勢が伺える。直近では出来高が増加傾向にあるため、モメンタム(勢い)を強めて25日線を突破し、直近高値2908円をクリアできるか注目したい。
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