株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2021-04-23 07:00:00

本日の厳選株

新値街道回帰に期待

武蔵精密工業(7220)

 ホンダ系自動車部品メーカーである同社は、主にカムシャフトやトランスミッションギアを扱っている。またトランスミッションアッセンブリィなどの駆動系部品は世界ナンバーワンの生産量を誇っている。近年では「CASE」に代表されるように、急激なEVシフトが進んでいる中、同社は電動車向け減速機ユニット(デファレンシャルアッセンブリー&減速ギヤ)を開発する等、強みである独自の製品開発力を活かすなど抜かりない。

※CASE・・・Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリング)、Electric(電気自動車)の頭文字をとった造語。次世代の自動車産業に欠かせない事業取り組みだと言えよう。

 2/9発表の3Q決算(累計)では、売上高が約1427億円(前年同期比21.5%減)、営業利益が約23億円(同64.5%減)となった、新型コロナウイルスの感染再拡大や、世界的な半導体不足が大きく響いたようだ。なお新規受注は好調なようで、海外の取引先を中心に全ての事業領域で受注が拡大している模様。なお通期業績予想は上方修正しており、営業利益は15億円から50億円と、従来予想の約3.3倍の上方修正となった。
  
 株価は昨年11月頃からコロナショック以前の水準を回復し上昇基調。昨年4月頃は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で安値646円を付けたものの、高い水準の出来高を背景に上下動を繰り返しながらも順調に下値を切り上げている。昨年11月頃からは日足でも75日線や25日線をサポートに上昇に弾みを付け、2/9発表の決算や新規受注の発表を受け、出来高を伴い急伸。以降も堅調に推移している。足元では4/9高値2269円を付けてからは利食い優勢で下げつつあるものの、25日線周辺で健闘している。好調な受注を追い風に直近高値を更新し、新値街道を突っ走るのもそう遠くはないと思われる。

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