仕込み時か、ウィズコロナ銘柄
強みである戸建事業を武器にシェアを徐々に広げている不動産企業。今年1月20日には近畿や東海、中京圏に事業を展開しているプレサンス社をTOBにより連結子会社化するなど、エリア拡大に積極的なようだ。また4月6日には戸建事業の土地仕入及び開発の拠点として、連結子会社である株式会社オープンハウス・ディベロップメント関西支社を開設している。中期経営計画『行こうぜ1兆!2023』では2023年9月期の売上高目標として1兆円を明示しており、今まで「画餅」と思われてきた目標が現実的になりつつある。
2/12発表の1Q決算では、売上高が約1551億円(前年同期比22.2%増)、営業利益が約193億円(同33.6%増)となった。新型コロナウイルスの感染拡大による生活様式の変化から、ファミリー層において戸建に対する高い需要が継続したことから堅調に推移した模様。セグメント別では戸建て関連事業の売上高が前年同期比33.8%増と業績をけん引しているようだ。なおプレサンス社の連結子会社化に伴い通期の売上高を従来予想の6340億円から7676億円に上方修正し、大幅に増収を見込んでいる模様。
株価は昨年3月頃に新型コロナウイルスの感染が広まったことで3/19安値1731円と感染拡大前の11/25高値3560円のほぼ半値水準までの調整を強いられていたが、プレサンス社との資本・業務提携の締結を発表した4月頃から徐々に回復。コロナ禍における生活様式の変化を追い風に昨年7/7には高値3820円と高値を更新し、以降は100日移動平均線のサポートを受けて徐々に下値を切り上げてきている。足元ではやや売り圧力に押されているが、戸建ニーズは依然と高い水準にあることから仕込み時とも捉えられるだろう。
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