株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2021-05-10 07:00:00

本日の厳選株

おいしさのみなもと

フィード・ワン(2060) ※決算発表予定日 2021/05/11

 日頃、我々が食べている食肉や魚などの生産の原点には飼料が深く携わっており、その飼料を毎日作り届けていることを1人でも多くの人に知ってもらいたいという思いから、「おいしさのみなもと」というコーポレートスローガンを掲げている。配合飼料は基本的にとうもろこしが主原料であり、これを粉砕後ミキサーで他原料を混合、そしてペレットに成形して出来上がるのである。なおマスやウナギ、ハマチに与える飼料は彼らの仲間であるカタクチイワシ等の魚粉とのこと。

 2/9発表の3Q決算(累計)では、配合飼料の原料となるトウモロコシの相場が昨年7月の316ドル(1ブッシェル)をボトムに今年12月には484ドルにまで上昇したことが影響し、売上高は約1600億円(前年同期比2.4%減)と小幅に減収したものの、営業利益は約44億円(同21.8%増)と、コロナ禍における活動費の減少などが増益に大きく寄与した模様だ。トウモロコシ価格は原料生産国の天候不順に加え、余ったマネーがコモディティ市場にも流入していることにより上昇基調にあるものの、配合価格の急騰を緩和する配合飼料価格安定性制度が上手く機能すれば問題はないと思われる。

 株価は2020/6/17高値1100円をピークに下落基調にある。25日移動平均線との攻防が長く続いており、2/9発表の3Q決算を受けて25日移動平均線をサポートラインとして意識させることに成功したと思われるものの、3/23高値962円を付けた後は、高値警戒感からの売り圧力に押され、1/5安値849円周辺までの調整を強いられている。足元では決算期待からか、25日移動平均線を突破し値を戻しつつある。ファンダメンタルズは悪くないことに加え、PBR0.8倍台という良好なバリュエーションに注目してみると、時価付近は過小評価であると思われる。

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