株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2021-05-12 12:45:00

アナリスト木村の銘柄研究部

【緊急フォロー】『MSCIスタンダードインデックス定期銘柄見直し』

皆様、日々の株式投資へのお取り組み、お疲れ様です。

一昨日のコラムでもお伝えしておりましたが、本日の朝、MSCIスタンダードインデックスの四半期ごとの定期組み入れ銘柄見直しが発表されましたので、フォローアップとしてお伝えしておきます。

四半期ごとの銘柄見直しでは、5月と11月がメインとなる事を既にお伝えしておりますが、今回は市場関係者の事前予想よりも大きめの変更となり、日本株については新規採用無し(予想どおり)、除外銘柄は29銘柄(事前予想コンセンサスは15銘柄程度)となりました。

昨年11月の見直し時に21銘柄が除外されたのに続き、今回も除外のみで29銘柄と、世界的なインデックス投資における日本株の存在感が薄れている事を示唆する内容だったと言えましょう。

MSCI指数は世界の株価動向を示す指標として知られ、多くの機関投資家が国際分散投資のベンチマークに利用しています。個別銘柄の入れ替え後には、国別(市場別)のウェート変更も併せて発表されるケースが多く、今回の除外銘柄の多さを考えると、国際分散投資の指標として使われる国別ウェートにおいて、日本のウェートが引き下げられる可能性も否定できません。

全世界一斉に銘柄の入れ替えを行う事となっており、まだ日本株に関する銘柄見直し速報ベースの段階ですので、今後は国別ウェートの変更発表等も注視したうえで、続報があればお伝えしていきたいと存じます。

除外された29銘柄は下記のとおりです。
5月27日の終値ベースで指数に反映される為、様々な思惑や、機械的かつ大口の売買が流入する可能性がありますので、お取引には十分ご留意ください。

山崎パン(2212)
カルビー(2229)
コカコーラ BJH(2579)
アルフレッサ HD(2784)
東急不 HD(3289)
帝人(3401)
クラレ(3405)
エア・ウォーター(4088)
太平洋セメ(5233)
特殊陶(5334)
アマダ(6113)
セガサミー HD(6460)
豊田合(7282)
しまむら(8227)
丸井G(8252)
新生銀(8303)
ふくおか(8354)
京都銀(8369)
イオンモール(8905)
京急(9006)
西武HD(9024)
京阪HD(9045)
名鉄(9048)
JR九州(9142)
中国電(9504)、
九州電(9508)
空港ビル(9706)
スズケン(9987)
サンドラッグ(9989)



執筆:木村泰章

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