株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2021-05-17 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

森は見ず木だけを見て淡々と売り買いしている印象の米大手運用会社

皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

本日の東京市場は大方の予想に反し、そこそこ下げ幅の大きい下落となり、特にマザーズ市場の下げは3.85%、値上がり銘柄数80銘柄に対し値下がり銘柄数は273銘柄と、冴えない展開となりました。

決算発表を通過し、その決算発表内容が良かった銘柄にも売りが連鎖している状況ですので、地合い、センチメント共に再度悪化してしまうのはやむを得ない展開と言えましょう。

そんな本日のマーケットの中で目を引いた銘柄のひとつが、東証2部のASTI(6899)のストップ高です。(引け値は2301円:16.15%高)

この銘柄、3月31日に、弊社CEO大石が達人の予想でご紹介していますが、中小型株リサーチに定評のある米大手運用会社が2月22日付けで7.32%から8.52%へ、さらに3月22日付けで8.52%から9.52%へと、買い増し大量保有報告をしていました。
単純に、22.3月期の予想EPS255.9円(四季報)に、JPXが開示している21年4月の東証2部のPER16.8倍を乗じると4299円。
5月14日の前期本決算発表時に併せて開示された会社計画によれば、今期の予想EPSはなんと415.83円です!
PER10倍でも4158円が妥当株価であるのに、現値は2301円(5月17日終値)ですからストップ高も納得できる内容かと存じます。

▼2021年3月期 決算短信(含む今期予想)5月14日発表
https://www.asti.co.jp/media/58-4tanshin.pdf

先週来の大幅乱高下を受けて、中小型株に限らず、株価やバリュエーションの「居所」と「方向性」は非常に読みにくい状況となっています。
前期決算と併せて発表された今期業績見通しの内容が良くても、インライン(想定通り)程度なら売られてしまい、よほどポジティブな内容でない限りは買われないという、地合いとセンチメント悪化の影響が著しいように思います。

しかしながら、当該米大手運用会社はそうした地合いやセンチメントの悪化をものともせず、淡々とリサーチ結果に基づいた投資行動を取っている印象です。
ファンダメンタルに基づいた王道系投資行動のお手本として、当該米大手運用会社が大量保有報告(変更含む)を行っている銘柄は必ずウォッチし、仮に「ちょうちん買い」と揶揄される事があっても、投資行動を真似る事からその投資セオリーを学び始めていただきたいと思います。

5月12日付け報告分(順不同・FMR分とフィデリティ投信分)
・ウチダエスコ(4699)6.56% 保有比率は変更なし
・新日本建設(1879)5.02%⇒6.13% 増加
・マネーフォワード(3994)5.92%⇒4.89% 減少
・イリソ電子(6908)5.99%⇒4.98% 減少
・ハンズマン(7636)6.35%⇒7.39% 増加
・大黒天物産(2791)7.81%⇒6.78% 減少
・C&Fロジホールディングス(9099)5.85%⇒4.80% 減少
・ウイングアーク1st(4432)5.98% おそらく新規取得
・TOKYO BASE(3415)6.50⇒7.53% 増加

「淡々」と申し上げたのは、1%以上の増減を報告する義務がある為に、1%以上の増減に達した時点で報告を行っている一方で、推察するに、投資行動を取る際には増減共に、ほぼ1%程度の売り買い計画をメドとしているようにも窺えます。

皆様の保有なさっている銘柄群を、どんな投資主体が大量保有報告を行っているかについても、是非、お手すきの際にお調べいただいたら宜しいかと存じます。



執筆:木村泰章

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