ツクルバ（2978）
社名の通り、空間設計を手掛ける事業など、様々な「場」を提供する企業。中古物件やリノベーション物件の売買サイト「cowcamo（カウカモ）」も運営。30日引け後に、「cowcamo（カウカモ）」の事業拡大を目的とした第三者割当増資による新株式発行の実施を発表。これが好感され、本日前場の株価は急伸し、ストップ高まで買われた。この一撃で1/27高値までの水準を回復したことから、今後は一時的な上昇だけでなく、持続的な上昇ラインを形成できるかどうか注目したい。

パイプドHD（3919）
デジタルを活用した、業務効率化支援・システム開発請負・プロモーション支援などを行う企業。前日に公表された決算が、前年同期と比べ大幅な増益で着地したことが好感され、本日前場の株価は窓を開け大幅高となっている。若干上ヒゲが形成されているが、これを取り込み節目2100円台で値固めし、次の節目3000円へ向かってジャンプアップしていくようなシナリオに期待してみたい。

ステムセル研究所（7096）
先月25日に東証マザーズ市場に上場した企業で、難病や再生医療に有効と考えられている「さい帯血」の回収・保管などを扱っている。上場時の株価は、初値が4830円と、公開価格である2800円を大きく上回った。その後換金売りに押されながらも、本日前場は公開時の大陰線を吸収し、ストップ高の5040円まで買われた。今日の寄り付きからわずか41分で5040円まで買われたことから、今後も力強い動きを見せてくれるか、出来高に注目して目先の動向をマークしておきたい。