今週末に向け相場全体が下押しするなら、買いのタイミングは来週初めか
需給面では、今週末にETFの分配金捻出の為の売りが7000~8000億円相当見込まれているという話が、市場の膠着感や閉塞感に繋がっているような、冴えないマーケット展開が続いております。
業績面では、今週の金曜日の引け後の安川電機の決算発表を皮切りに、7月末~8月初頭にかけて大企業の決算発表シーズン入りとなります。
本日は、今週の決算発表、来週初めの経済指標のひとつをご紹介しつつ、来週初めが1回目の買いタイミングかも?という、あくまでも個人的な見解をご披露致します。
今回の1Q決算(3月決算企業の場合:以下同じ)が通常の四半期決算以上に注目されているのは、コロナ禍を抜け出した先の業績見通しが、果たして見込みどおりに進捗しているかを確認したい、という全投資家心理によるところが大きい為です。
業種的、セクター的に、注目度合が異なるわけではありませんが、個人的にはやはり、下記の4点が気になります(順不同)。
(1)景気敏感的な側面もある機械株全般の1Q業績進捗状況
(2)ウィズコロナ・アフターコロナいずれの面でも、小売り・消費関連・外食産業の1Q業績改善状況
(3)半導体不足が、自動車産業・電気機器に実際どれほどの影響を与えているかの確認
(4)中国の景気減速懸念の真偽が如実に現れそうな、建機セクターの1Q業績進捗状況
そこで今週予定されている決算発表の中では、個人的に下記4つに注目しています(日時順)。
・7月8日15:00 竹内製作所(6432) 1Q決算 経常利益122億円(会社計画)コンセンサス140億円
・7月9日15:00 OSG(6136) 中間決算 経常利益115億円(同)コンセンサス142億円
・7月9日15:30 カーブスホールディングス(7085) 3Q決算 経常利益11億円(同)
・7月9日16:00 安川電機(6506) 1Q決算 税引前利益433億円(同)コンセンサス471億円
加えて、来週12日(月)の引け後には、日本工作機械工業会から6月分の受注統計速報が発表される予定です。
https://www.jmtba.or.jp/machine/data
既に何度もお伝えしておりますが、業績急回復から業績拡大局面と目されている一方、なかなか上昇に転じない機械セクター全般については、「サマーラリー」を期待しつつ、今週末にかけて下押しする場面があれば、そこは買い目線で臨むべきか、と存じます。
執筆:木村泰章
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