株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2021-07-12 11:30:00

後場の注目株

急動意後取り組み妙味アリの注目三銘柄

ダントーホールディングス(5337)
日本のタイル文化を築いて135年。兵庫県の淡路島を拠点とするタイルメーカー。今期1Q決算は営業損失が発生、決算公表と同時に業績予想を下方修正しており、営業損益は4.4億円の赤字の見通し。米国連結子会社が連結の範囲から除外されたことが主要因。これを悪材料出尽くしと判断し、今後の業績改善に期待したい。気になる株価は、昨年10月頃から下落が続いていたが本日前場の株価は出来高を伴い一段高。抵抗線の25日線もクリアしており高値のハードルだった75日線もクリア。週足では26週線が上値抵抗となっており、その上に52週線が控えているが、これらを突破すると戻りの本格化に期待できる。ただ戻り売りがこなせなかった場合はふたたび下落トレンドに回帰する可能性も考慮しておきたい。

北興化学工業(4992)
主に農薬を手掛ける。主要技術である「グリニャール反応」は世界レベルの水準。9日引け後には決算を発表しており、減益幅は小幅に留まった。これらが手掛かりとされ、本日前場の株価は窓を開け大幅高となっている。200日線を突破し、これを支持線として4/8~9の窓埋めに期待したい。テクニカルではMACDがシグナルを下から上へ突き抜けている。また5日線と25日線のクロスも迫っていることから、買いサイン点灯と見て、買い場を探ってみたい。材料の新鮮味が薄れてくるにつれて今後の出来高もおそらく萎(しぼ)んでくる思われるため、大胆かつ慎重な買いタイミングが求められるだろう。

東洋刃物(5964)
東北帝国大学(現:東北大学)の研究成果の工業化を目的として設立された刃物メーカー。ポリスチレン系テープの切断も、なるべく糸状切断粉の発生を抑えることができる技術をもつ。株価については乱高下が激しく、思惑により6/15には1739円まで急上昇した(1/18安値724円から約2.4倍)。その後売られていたが、本日前場の株価は急反発。短期筋は1200円以下は売られすぎと判断したのか、節目1200円付近で押し目買いが下値を支えているようだ。25日線が上値を抑えているものの、6/15陰線のシコリ玉の整理にはもう一歩日柄の調整が必要かもしれない。ただ25日線を超えてくるようであれば6/15高値がターゲットとして意識されるが、株価の乱高下が激しいと思われるため、ある程度のリスクオン・スタンスで臨むことが必要と見ている。

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