株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

(一社) 人工知能学会:18801(公社)日本証券アナリスト協会:01159

あすなろ投資顧問

2021-07-13 17:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

続・市場区分変更ネタ:東証が1次判定を上場企業に通知

皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

東京証券取引所は、先週末7月9日に、新市場の適合状況について「1次判定」を「企業に通知」しました。
https://www.jpx.co.jp/equities/market-restructure/selection/nlsgeu000005mhi9-att/nlsgeu000005mo1g.pdf
いわばプライム市場に適合するかどうかの「内定書」にも該当しましょう。

しかしながら、どの企業にどのような「1次判定」を通知したかについて、東証は一般向けの公表をしておらず、今のところ、個別企業がIRの一環として、適合通知を受けた旨を開示しているだけに過ぎません。
つまり、東証の発表による「プライム内定社リスト」は今のところ存在しません。

プライム市場への適合通知を受けたと開示した企業は、弊社の集計によると、7月13日8時30分現在で、9日に12社、12日に117社の計129社でした。
当然ながら、トヨタやソニーといった「あたりまえ」な企業からの開示は無く、正直なところ、一般には馴染みの薄い印象の企業を中心に開示が相次いでおります。
おそらく本日以降もその数は日を追って増えるものと思われます。

中には、プライム市場への移行が事前の「下馬評」で難しいと見られていた企業もあり、市場関係者の一部では、東証の一次判定スキームと、当該企業だけではなく投資家に対する周知徹底の方法について、疑問視する声も上がっている模様です。
株価形成、株価推移にも影響を与えかねないイベントであるからこそ、個別企業のIR開示に任せるのではなく、東証自体が一次判定結果を広く一般に公開すべきだ、という指摘も、個人的にはもっともだと思います。

会員の皆様におかれましては、個別の保有株のIR情報をひとつずつチェックし、お持ちの銘柄群の「1次判定」についてご確認ください。
今のところの開示は、現在東証1部に上場している企業で、プライム市場への「適合通知を受けた企業」に集中しており、
東証1部上場銘柄のうち、「適合通知を受けていない企業」、もしくは、東証1部以外からプライム市場への適合通知を受けた企業の開示は無い模様です。

なお、弊社では、個別銘柄の一次判定結果に関するお問い合わせにはお応えできません事を予めご了承、ご容赦ください。


*注目すべきマーケット動向として情報をご提供する事を目的としており、これらの個別銘柄に対して投資推奨する事を目的としたものではありません。



執筆:木村泰章

無料新着記事

記事一覧へ

今ご登録で特典5銘柄+大石銘柄+5000ptをプレゼント!

今すぐ無料登録 クリック