週明け月曜日も売り買い共に投資行動は控えましょう
本来であれば、緊急フォローが必要なくらいのイヤな下落となった本日の株式相場。下落の理由を理論的に説明する事が非常に難しいからこそ、かつ、仮に月曜日に切り返したとしても方向感が定まらないからこそ、月曜日も投資行動は売り買い共にお控えいただくべきかと存します。
何がショックだったのか、何が引き金だったのか、諸説ありましょうが、どれひとつハッキリしておりません。
冷や水を浴びせられたような、「現象」として私が個人的に最もショックだったのは下記3点です。
◎機械セクター全般の「指標」的な存在であるファナック(6954)が、昨日の好決算発表後に6%超安。
◎13時に発表されたツガミ(6101)の決算発表も好調であったものの8%超安。
◎同じく好決算を発表した富士通(6702)は一時10%安。
日経平均は直近の安値を切り、マザーズ指数は2.6%安と、体感では日経平均の1000円安に匹敵するくらいのイヤな展開だったように思います。
一方で、値ごろ感からも、例えば来週から、売り越し基調が続いていた海外投資家が買い越しに転じる等、底打ち感が出てくれば戻りも早そうなので、この場面で投げ売りする事にも踏み切れないように思います。
全体相場がドーンと下押しした時には、東京電力(9501)だとか、日本製鉄(5401)だとかを買うのがセオリーと言われておりますが、少なくとも個別銘柄を値ごろ感から買うのも非常に危険と考えます。
週明け月曜日も様子見姿勢を強いられる事となりそうですが、慌てて投資行動を取られませんようお伝えする次第です。
執筆:木村泰章
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