株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2021-08-07 09:00:00

アナリスト木村の銘柄研究部

来るか?海外投資家の買い:海外投資家の好みそうな銘柄を先回り買いしたいですね

週末・休日版コラムでは、銘柄や相場や経済についての直接的な話ではなく、むしろ、そこから離れたところからの目線で、しかしながら、結局最後は株式投資にもつながるような話もご披露したいと存じます。
かなりくだけた内容ですが、週末・休日版という事でご了承いただき、お付き合いください。

私の推奨する銘柄をご紹介するキャンペーンや、決算発表前後のポジション取りに関するお問い合わせ等、会員の皆様と直接お話する機会が増えた7月最終週~8月第1週は、日経平均をはじめとした株価指数の実際の動き以上に、決算発表を終えた個別株が大幅に下落するようなケースが散見され、「体感」的には2週間で日経平均が2000円くらい下落する事に匹敵するような、地合いの悪さが嘆かわしいマーケットだった、というご意見を多数頂戴致しました。
私自身も同意見で、センチメント的には今年一番くらいに辛い2週間だったように感じます。

であるからこそ、「陰の極」だと申し上げるつもりはございませんが、それでも、決算発表シーズンが前半戦のピークを迎える中、発表される決算内容が良いにもかかわらず個別株が売り込まれる展開は、少なくとも「違和感」を強く感じておる次第です。

となりますと、この「違和感」は、私自身の経験上、あたりまえながら、以下の2つのパターンで解消される事となります。
(1)売りにせよ買いにせよ、「オーバーシュート」した株価は、業績推移に沿った形に徐々にサヤ寄せ修正される。
(2)株価推移こそが「正しく」、企業業績こそが株価にサヤ寄せする形で修正される。

今回は客観的に見ても、やはり(1)のパターンしか想定できないように感じるのですが、
その為には、この「違和感」を買いと見た「投資主体」が、今回の場合は「断固買い」と、マーケットに流入してくる事が前提条件となりましょう。

はい、海外投資家です。
7月の第3週に3000億円超を売り越した海外投資家は、第4週も売り越しだったものの、580億円程度まで数値自体は縮小していました。
8月第1週の投資主体別売買動向が発表される8月12日に、果たして海外投資家の売り越し額が減少しているのか、願わくば買い越しに転じているのかどうかを注視したいと存じます。

いわゆる「夏枯れ」相場と言われるゆえんは、決算発表シーズンの前後で、各投資主体が売り買いを手控える事、さらには決算発表シーズンを通過する事で目新しい株価材料が不足する事が背景ですが、今年の場合は、企業業績が概ね、コロナ禍の悪影響から脱却して回復する事が確認できる内容であるはずなので、「枯れる」どころか、決算発表を受けて、例年よりも早めにポジション取りを変更せねばならないものと考えます。

一番早く反応する投資主体として期待されるのは、やはり海外投資家であろうと考える次第です。
かなり「希望的観測」ではありますが、ご参考となりましたら幸いです。



執筆者:木村泰章


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