力強さを見せる海運関連銘柄
ENEOSホールディングス(5020)が主要株主でありENEOSの商材が多い、危険物輸送のスペシャリスト。最近の海運株の強さから、港湾事業を手掛ける同社にも物色の矛先が向かっているようで、本日前場の株価はストップ高まで買われた。昨日の売りを1日のザラ場で吸収するほどの強さを見せており、出来高も高水準であることから、8/3につけた1752円までリバウンドする可能性も期待できる。ただ海運株物色の流れが落ち着くようだと、短期マネーの流出により急落するリスクも考慮しておこう。
内海造船(7018)
中型船から小型フェリー等の造船・改修を行う。もともと神戸の会社だったが、事業拡大に伴い広島県尾道市へ本社を移転した。日本郵船(9101)等の海運大手が脱炭素化に向けLNG燃料船の大量発注に動き出したという報道などが思惑視され、本日前場の株価はストップ高まで買われた。やや上ヒゲが形成され1400円付近での売り買いが交錯しているようだが、この売買により利確売りを消化していけば更に一段高が期待できよう。ただボリンジャーバンドでは過熱感が意識される+3σを優に突破しているため、仕込み時は慎重に考えたい。
栗林商船(9171)
戦前は日本7大船主の一角を占めた古参海運企業。主に北日本の輸送を手掛けており雨天荷役など海上環境が悪化していても安定した輸送力を確保している。8/13に付けた高値がピークと思われたが、上述の報道などでの思惑が働き短期資金が流入した模様で、本日前場の株価はマドを開けストップ高まで買われた。8/16の出来高の水準から、8/13に高値掴みした玉の整理は進んでいると思われ、需給面の悪さは目下見当たらず一段高が期待できそうだ。ただこちらも同様に、海運株トレンドが落ち着けば本来の居所と思われる350円~400円付近まで調整する可能性も想定しておく必要がある。
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