取り組み妙味アリの銘柄
日曜工具や現場などで幅広く用いられる電動工具を開発・製造している企業で、同社のインパクトは職人に定評がある。もともとモーターの修理を請け負う会社であったが、創業時のメンバーであった後藤十次郎による「独自製品の開発戦略」により電動工具の専門メーカーへと転換していった。
巣ごもり消費の恩恵を受け、7月末発表の1Q決算では電動工具や園芸用機器製品の売上が伸長した。欧米では建設需要増に伴いインパクトなどの引き合いが強まっており、コロナ特需の恩恵を受けつつ、アフターコロナも国内で建設需要が回復してくれば関連製品の拡販が期待できよう。
足元の株価は8/2のシコリを消化しつつ5日線をサポートに切りあがっている。8/2の高値形成後は25日線付近まで押されていたものの、8/13にMACDがシグナルを下から上へ突き抜けてからは上昇に弾みが付いている。信用需給も改善傾向にあり取り組み妙味があると言えよう。ただ8/2の高値付近でもみ合う可能性もあるため、この水準を着実に突破したタイミングを意識したい。
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