力強さを見せる医療関連銘柄など
医療機器専門メーカー。創業時に国産第1号となる心電計を開発したことから、心電図検査装置に強みがある。また酸素濃縮装置も手掛けている。国内報道機関が19日に、新型コロナウイルス患者用の「酸素ステーション」を政府が全国200か所に整備する旨を報じたことが手掛かりとされ、本日前場はマドを開け大幅高。12050円まで買われる場面もあった。12000円台での値固めが完了すれば更に一段高が期待できそうだ。一方週足のボリンジャーバンドでは+3σに頻繁にタッチしており、過熱感を意識した売りがいつ発生してもおかしくない状況と見られる。
ファンペップ(4881)
バイオ企業で、血管新生活性と抗菌活性を有する機能性ペプチドを開発。皮膚潰瘍を対象に医薬品としての開発を進めている。19日引け後には同ペプチドの臨床試験の進捗状況が確認されたことが手掛かりとされ、本日前場の株価はマドを開け大幅高。435円まで買われる場面もあったが、足元では75日線付近まで上ヒゲが伸びている。上場後のダウントレンドから復活するには同移動平均線の着実な突破が必要と見ている。前場以降も戻り売りに押されるようであれば8/10の安値を意識した動きになる可能性も高いと思われる。
JTOWER(4485)
「日本から、世界最先端のインフラシェアリングを。」を企業ビジョンとしており、施設内の携帯電話の屋内設備を一本化するサービスが主力。地震などの災害時でも安定した通信環境を提供できるようになる。株価は8/11をピークに調整が続いていたものの、本日前場の株価は急反発。日足の一目均衡表では抵抗線と見られた転換線を突破しており、遅行スパンはローソク足を下から上へ突き抜けたことから、上方シグナルが意識される。週足では26週線が抵抗線として機能しており、今後の上昇には同移動平均線の突破がカギと見られる。
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