政局は占えないけれどやはりDX化こそが日本の未来
かなりくだけた内容ですが、週末・休日版という事でご了承いただき、お付き合いください。
ポスト菅氏、秋以降の政局について、株式市場においても様々な憶測や思惑が渦巻いております。自民党総裁選には、岸田氏、下村氏、高市氏が意欲を示している旨報道されており、特に岸田氏の政策・主張を株価材料にしようという向きが市場関係者には多いような印象です。財政再建、格差の拡大を招いていることを指摘し、中間層への分配を主張、中小企業・小規模事業者を守ることを重要視、デジタル田園都市構想(下記リンク先レポート参照)というところが岸田氏にまつわるキーワードとして注目されている模様です。
もちろん菅氏続投という可能性もあり、その行方については不透明・不確実であることから、現時点で秋以降の政局をにらんで、個別企業の株価にプラスインパクトを与えそうなところを、現段階で先回り的に買おうという投資行動は、正直なところ、あまり理論的ではないように思います。
私が今週、複数の市場関係者から、「政局・政策関連銘柄」として耳にした銘柄群は、およそ下記のような感じです。
<再生エネルギー・カーボンニュートラル関連>
・レノバ(9519)
・ウエストHD(1407)
<地方創生>
・サイネックス(2376)
<DX化・デジタル庁関連>
・ITbookHD(1447)
・キャリアリンク(6070)
・チェンジ(3962)
・ビーアールHD(1726)
・弁護士ドットコム(6027)
<サイバーセキュリティ強化>
・デジタルアーツ(2326)
そこで本日は、ネタとしては古いかもしれませんが、非常に読み応えのある、上述の、昨年自民党がまとめた「デジタル田園都市構想」のレポートをご紹介しようと存じます。
気の短い方は全部すっ飛ばして(笑)、ほぼ最後に出てくる「ヒアリング企業一覧」をご覧になってみてください。
▼自由民主党政務調査会 デジタル田園都市構想(2020/6/11)
コロナ時代のデジタル田園都市国家構想
自民党がヒアリングを行った企業群の中には、株式市場で言うところの「主要どころ」だけではなく、未上場のベンチャー企業も多数含まれておりますが、個人的には下記5つが特に気になるところです。
(医療分野)
・メドレー(4480)
(働き方/業務分野)
・マネーフォワード(3994)
(教育分野)
・ブイキューブ(3681)
・Sansan(4443)
(サイバーセキュリティ分野)
・ラック(3857)
次期自民党総裁がどなたになったとしても、自民党政権が続く限りは、大枠でのDX化こそが政策の根幹になってくるであろうという印象です。現段階で実際に投資行動につなげるのは早計かと存じますが、少なくとも上記の銘柄群を「監視対象」とするのは、この先の株式投資へのお取り組みにとって有効なものになろうと考える次第です。
執筆者:木村泰章
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